寒い 寒いっていってたけど
明日から10年に1度の寒さが来るんだってよ。。
知ってる
テレビで言ってた。。マイナス3℃だって。
寒いじゃなくって、サブ―って感じだね。
皆様 ごきげんよう。この冬1番の寒波がやってくるようです。できるだけ外出はせず、家の中で温かくお過ごし下さい。とくに年を重ねていらっしゃる方は、知らないで凍っているところで転んでも大変ですので。。先ほどテレビで薪ストーブが人気があると話していました。薪は木のある所にお住まいの方は自分で用意できて経済的ですし、薪ストーブのぬくもりはたまらない物があります。コロナをきっかけに世の中はどんどん変わっていくようです。自分が本当に何を大切に思っているのかをよく考える時がきているのかもしれません。
今日は下腹部痛に効果のある漢方をご紹介致しましょう。
大黄牡丹皮湯
大黄、牡丹皮を用いて下腹部の湿邪、熱邪、血おを改善する漢方です。寫下、清熱、活血、除湿作用で、消炎、抗菌、排膿、循環改善します。
体質
比較的体力があり、下腹部に緊張があり、便秘しがちな方。冷えがあったり、虚弱の方は使わない。お血がある体質。
症状
下半身の炎症や出血がある、むくみやだるさ、帯下、炎症や熱感、疼痛、下腹部の張りや抵抗が感じられる。消化器、生殖器、泌尿器など幅広く使う。時として右下腹部の痛みがある。月経異常、便秘、痔疾、排尿異常などがある。
適応症
月経不順 月経困難 便秘 痔疾 卵巣機能不全 更年期障害 子宮筋腫 子宮内膜症 骨盤内鬱血症候群 静脈瘤 急性虫垂炎 肛門周囲炎 尿道炎 前立腺炎 膀胱炎 湿疹 蕁麻疹 大腸憩室炎 帯下 痔ろう 骨盤内炎症 等
構成成分
大黄
腸の熱をとる。湿邪の影響で熱邪が血とこもっているのをとり、排便を促してつかえをとる働き。利胆作用や利尿作用もある。
桃仁
血の滞りをとる。ゆっくり停滞している血を循環させる。鎮痛作用、清熱作用もある。
牡丹皮
血の熱を除き、滞りをとる。気血を流し、疼痛を緩和する。血分の熱を冷まし排膿する。桃仁との配合で排膿作用を強め、血管拡張、循環改善します。
芒硝
腸の熱を除く。通便して裏熱をとり、腫れをとる。
冬瓜仁
炎症をとったり、排膿作用がある。腸の湿熱をとり、諸薬の薬効を集中させる。
追加処方
炎症が強い時
+黄連解毒湯
腹部膨満感がひどい時
+大承気湯
腸の痙攣がある時
+芍薬甘草湯
お血がひどい時
+桂枝茯苓丸
腹痛、はりなど気滞が強い時
+四逆散
服用の注意
1)虫垂炎は早めに受診する事。
2)小児、高齢者、妊娠している方、授乳中の方、産後の方、体力のない方は服用しないようにしましょう。
3)下痢軟便のある方、胃腸の軟い方は控えましょう。
4)食塩の制限のある方は主治医に相談してから服用しましょう。
5)他の漢方薬を服用中の方は薬剤師に確認しましょう。
便秘にお勧めの漢方
大黄牡丹皮湯は上を参考に
大黄甘草湯
体力が中程度、軽度または中程度の便秘に。嘔吐で食事がとれない方で排便により改善する場合。
通導散
月経痛 更年期 高血圧などのある女性の便秘。腹力は中程度以上。
潤腸湯
体力中程度か低下したもの、高齢者向きな緩和な下剤。皮膚の乾燥や腹壁弛緩のある方。手足のほてり、兎のような便。
防風通聖散
婦人に適応されることの多い便秘薬。腹力は中程度以上。体力が充実して肥満の方に。循環器疾患や皮膚疾患、高血圧症がある場合がある。
調胃承気湯
比較的体力があり、腹痛、腹部膨満感がある。
桃核承気湯
体力が充実して特に女性に、下腹部の抵抗、圧痛がある。左下腹のお血の圧痛がある。腹力中程度。
麻子仁丸
高齢者で硬便になりやすい便秘に。腹力は中程度以下。甘草を含まない。
大承気湯
体力は充実。腹壁の緊張があり、口渇、便が硬い、不安や不眠などの精神症状がある。腹部が硬く張っている便秘に。常習便秘では腹力は中程度以上。調胃承気湯より強力な寫下作用。
三黄瀉心湯
赤ら顔でイライラしやすい方の便秘。腹力は中程度以上。寫下作用も中くらい。
桂枝加芍薬大黄湯
体力は低下気味。他の下剤で腹痛があり、快適な排便がない方。腹満して時に痛む方の便秘に。高齢者にも。腹力は中程度以下。
参考;漢方製剤診療マニュアル
漢方で便秘薬を使う時は、
効き目は8割くらいと考えるといいと思います。
酸化マグネシウムとは併用しても問題はないと
思われますが。刺激性下剤の併用は注意しましょう。
投稿者プロフィール
- 東京都在住。
薬剤師、健康管理士など
趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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