なんだか 温かくなってきて
ぼーっとしちゃうね。。
しっかり者のくうさんでもぼーっとするの!
私なんか ぼーっとをすぎて
ウキウキそわそわしちゃうよ。
なにかいい事がおこる気がする。。
皆様 ごきげんよう。昨日お友達と柴又散策しました。日曜庵に行ってきました。以前から頂いてみたかったのですが、想像以上でした。お蕎麦の種類もいろいろあって、お蕎麦のアイスクリームも種類があって、、。とろろ蕎麦を頂いたのですが、とろろがふわふわしていました。そして お店の中がとても素敵でした。もちろんお店の方は最高!そして帰りに松屋の飴を買いました。飴なのにあまり甘くありません。あんこ飴のあんこも手作りとか、、夕方で飴を打つ音が聞こえなかったのが少し残念です。なかなかいい一日でした。腎活って知っていらっしゃいますか?私は聞きなれない言葉でして、今日から書かせていただきたいと思います
腎活とは?
腎活とは腎臓の機能を維持し、活力を高めていく事です。腎臓は生きていく上で必要な働きをしていて、機能が低下すると元には戻りません。今の世の中、腎臓に負担をかける事が多く、慢性腎臓病が国民病と言われています。腎機能が低下してからではなく、健康な腎機能を維持していくための生活を腎活と言います。腎活を知って、自分の腎臓を守り、機能を維持していきましょう。
腎臓とは
腎臓は沈黙の臓器と言われています。肝腎要というように体で大切な働きをしています。
腎臓は腰のやや上、背中側、左右に1つずつ二つあります。長さ12cm、横6cm、厚み3cm、重さは120-150gで、そら豆のような形をしています。
腎臓の働き
生命を維持するために、たくさんの機能があります。
1)尿を作る
全身を巡る大量の血液をろ過し、尿として老廃物を排出します。尿を作るのはネフロンという所、糸球体という毛細血管の集まりとそれを覆うボーマン嚢、その先に尿細管でできていて、一つに100万個、二つで200万個のネフロンがあります。腎臓に流れてきた血液は腎臓の輸入細動脈を通り、糸球体でろ過されます。この糸球体には高性能なフィルター機能があり、蛋白、血球のような大きなものはろ過せず、それ以外のものが尿の元、原尿となります。バーマン嚢が受け皿になり、尿細管に流れます。原尿の中にはビタミン、ミネラルなどの含んでいるので、原尿の99%は尿細管から再吸収されます。尿となるのは1,5L。尿は腎盂に集められ、膀胱に流れていきます。
2)PHの調節
腎臓ではPHの調整を行っています。PHは水素イオン濃度のことで、酸性、アルカリ性などの事です。血液、リンパ液のような体液は弱アルカリ(PH7,4±0,05)でないと正常に働きません。体内で食べたものから、エネルギーを作るのに酸性の物質ができます。腎臓は酸を尿中にだし、アルカリ性の重炭酸イオンを血中にだしてPHを保ちます。PHの調整ができないと命の危険にもさらされます。
PHが酸性に傾くと
代謝性アシドーシスとなり、血圧低下、不整脈、頭痛、昏睡などの症状が現れる
PHがアルカリに傾くと
代謝性アルカローシスとなり、痙攣、不整脈、しびれ、意識障害、昏睡などの症状が現れる
3)血圧の調整
腎臓は血圧を調整するホルモン酸性にもかかわっています。人の身体は血圧を一定に保つ必要があります。血圧が低いと全身に血液が巡らなくなります。腎臓には、血管を上げるホルモンレニンを産生する働きがあります。糸球体の中の傍糸球体細胞が血圧低下を感じるとレニンが分泌されます。レニンがアンジオテンシンというホルモンに働きかけ血管を収縮し血圧を上げます。また、尿細管でナトリウムの再吸収が促進すると血液中のナトリウムが増えると、血液量が増え血圧が上がります。
血圧が高い時は腎臓髄質からカリクレイン、キニン、プロスタグランジンなどが分泌され血管を拡張させ血圧を下げる働きをします。
4)水、ミネラル調整
私達の身体は60%が水分でできていて、20%減ると死に至ると言われます。水分量の調整をいているのが腎臓です。また体内のミネラル、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなども血中の濃度を一定にする必要があり、この調整も腎臓がおこなっています。多い時は水分を増やしで血中の濃度を一定にし、多いミネラルを尿で排泄。少ない時は原尿からの再吸収を促進してバランスをとっています。
5)ビタミンD活性化
腎臓は体内のビタミンDを骨の強化、血中カルシウム濃度調整に関係する活性型ビタミンDに変える働きがあります。 ビタミンDを摂って日光にあびてと言われていますが、活性型ビタミンDに変えるのは、腎臓だったのです。この活性型ビタミンDがカルシウムの吸収を促進し、骨の強化します。腎臓の機能が低下してしまうとカルシウムの吸収が減ってしまうので骨粗しょう症になり易くなります。また活性型ビタミンDは血中カルシウム濃度にも関係します。尿を作るときカルシウムの再吸収を促し、血中カルシウム濃度を維持しているのです。腎臓病の方は活性型ビタミンDを服用する事があります。
6)赤血球産生
腎臓には骨髄に作用して赤血球生成促進するホルモン、エリスロポエチンを分泌する働きがあります。赤血球は全身の細胞に酸素を運ぶ働きをします。毎日腎臓にはたくさんの血液が送られてきて、血液中の酸素状態を感知してエリスロポエチンを分泌すると言われています。腎機能が低下すると、エリスロポエチンが減少し、腎性貧血になります。
腎臓病
腎臓病は原発性腎臓病と続発性腎臓病があります。原発性腎臓病は、腎臓に原因があるものです。代表的なものは糸球体腎炎で、その中でも日本人はIgA腎症が多くみられます。透析になる率が高く、10年で20%の方が透析が必要になると言われています。他には腎盂腎炎、腎結石などです。
続発性腎炎は他の臓器や機能の異常によって腎臓が障害されるものです。多いのが糖尿病性腎症、高血圧や動脈硬化が原因の腎硬化症です。
腎臓病の指標
腎臓病の指標として糸球体のろ過能力を検査します。尿中に排泄されるはずのない蛋白が通過してしまう蛋白尿、糸球体が老廃物を尿として排泄する能力、推算糸球体ろ過量を見ていきます。推算糸球体ろ過量は腎機能の検査項目、クレアチニンと年齢、性別から算出します。
慢性腎臓病 CKD
CKDの診断の指標は
1)尿の異常 蛋白尿
2)腎機能;推算糸球体ろ過量が60%以下
上のいずれか、両方が3か月以上継続している場合をいう。
尿毒症
腎臓病で症状がなく かなりひどくなった状態。尿毒症になると、意識障害、不眠、痙攣、貧血、むくみ、高血圧、不整脈、心不全、心膜症、などが現れます。
腎機能低下の原因
1)高血圧
一つの腎臓には、ネフロンが100万個あります。そこにはたくさんの毛細血管が走っています。高血圧が続くと毛細血管に動脈硬化がおこり、だんだんと腎臓も硬くなってしまう腎硬化症を発症します。ひどくなると動悸、めまい、頭痛などがおこります。腎機能が低下すると、水分、ミネラル調整、血圧調整もうまくいかず、悪循環がおこります。
2)高血糖
腎機能低下には糖尿病も多く関わります。腎臓のたくさんのも毛細血管に糖の多い血液が流れると血流が悪くなり、ろ過しにくくなります。老廃物としてろ過する糖の量が多く、腎臓への負担がかかります。糖尿病が原因の糖尿病性腎症は透析導入原因の第一位です。
3)尿路感染症
腎臓や膀胱におこる感染症を尿路感染症といいます。尿が逆流して最近が尿路に入ってしまう感染症です。膀胱でおこる感染症を膀胱炎(残尿感、頻尿、排尿痛)、さらに腎臓までいくと腎盂腎炎(発熱、背中の痛み)。このような感染症を繰り返すと腎機能が低下してきます。症状が現れたら、早く受診して抗生剤でしっかり治療しましょう。
参考;ほすぴ
慢性腎臓病は国民病と言われるほど
今増えてきています。
腎臓は無言でその人の生活を映し出します。
腎機能が低下していても気づきにくいです。
そして 一度機能低下になるととりかえしが
つかない臓器ですので、日頃の生活に気を付け、
検診をしっかり受けるように致しましょう。
投稿者プロフィール
- 東京都在住。
薬剤師、健康管理士など
趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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