夏ばてとハーブ

ハーブ
くぅ
くぅ

暑いよ。。。。
皆は大丈夫なのかな?

らら
らら

大丈夫じゃないよ。。
もう限界すぎてるよ。。。

皆さま ごきげんよう。今年の夏は本当に暑い夏でした。また 世界では山火事が、日本でも台風や大雨の被害の大きい夏でした。八月も後半になります。後少し頑張りましょう。先日何かで見たのですが、夏バテも少しずつ積み重なっていくようです。今までの疲れが積み重なってきているかもしれませんね。

夜寝苦しかったり、暑さで体力が失われてしまっていませんか?ぼーってしてしまうなんて事はありませんか?暑いからって冷たい物を摂り過ぎたり、涼しいエアコンに入りっぱなしで体が冷えて、胃腸が弱っていませんか?胃腸に優しく、ビタミン、ミネラルを補給できるものがいいですね。

夏ばての主な原因は発汗による体内のミネラル不足、体の冷えによる消化機能の低下、寝不足などの自律神経の乱れなどが考えられますね。こんなに暑いのに冷えって思いますよね。

夏ばて回復メニュー

オーツ麦のクリームチャウダー
汗をかいて失ったミネラルを補って夏バテを解消するメニューです。日頃あまり聞きませんが、オーツ麦は免疫賦活作用のあるβグルコン、鉄、亜鉛、カルシウムなどミネラルを多く含みます。グルテンを含まない事も特徴です。またあさりは鉄、亜鉛、カルシウムの他にマグネシウムを含みます。マグネシウムの不足は疲れ、食欲不振、足がつったりします。カイエンペッパーは多くのビタミンCを含み、食欲増進の働きがあります。

材料
玉ねぎ     50g
セロリ     少々
人参      50g
ジャガイモ   60g
ベーコン    2枚
オーツ麦(インスタントタイプ) 大さじ2
あさり     1パック
コンソメ 塩麹 コショウ お好み
水       150cc
ホイップミルク 100cc
オリーブオイル 少々

作り方
1)オリーブオイルをひき、細かく切った玉ねぎ、セロリ、人参、ベーコンをいため、ジャガイモを加えて炒める。
2)水を注ぎ、良く洗ったあさりを加えて蒸し煮する。あさりが開いたらあさりは取り出す。
3)コンソメ、オーツ麦、塩麴少々をいれて蒸し煮して火を通す。
4)仕上げにホイップクリーム、胡椒で味を整え、あさりを戻す。

食品紹介
オーツ麦
燕麦、カラスムギ、オートミールの原料になります。便通をよくして胃腸を整える食材です。
性味;甘 涼
帰経;脾胃大腸
成分;Ca Fe βグルカン フェノールステロール Zn 食物繊維
適応;食欲不振 胃もたれ 便秘 体力回復 免疫力向上

エビとトマトの混ぜご飯
ハーブの香りで食欲アップ。レモンバーベナを使い消化機能改善、リラックス効果。バジルは胃腸機能の亢進に効果があります。炊き込むだけの簡単なレシピです。

材料
お米       2合
エビ       1パック
バジル      5-6枚
塩コショウ    少々
※ 水           300cc
  トマトジュース     100cc
  玉ねぎのみじん切り   60g
  コンソメ        小さじ1
  カイエンペッパー    少々
  レモンバーベナ(ドライ)小さじ1

作り方
1)お米は洗って水に浸し、※を加えて炊きます。
2)エビは背ワタを取って、お米が出来上がったら上に乗せ余熱で火を通す。
3)レモンバーベナは取り除き、混ぜながら塩コショウで味を整え、ちぎったバジルを乗せる。

ハーブ紹介

レモンバーベナ
フランスでは食後茶、寝る前のお茶として好まれています。レモンの香りがします。
原産国;チリ アルゼンチン ペルー
科名;クマツヅラ科
使用部位;葉
成分;ゲラニアール ネラール リモネン ジンギベレン フラボノイド
作用;健胃 鎮静 消化促進 リラックス効果
注意;長期の使用は注意

バジル
インドでは聖なるハーブといわれお茶や食事に使われます。爽やかな甘い香りがする。イタリアではバジリコとよばれ、日本ではバジルの種子は目箒といわれグルコマンナンを含み、目に使われていました。
原産国;インド 熱帯アジア
科名;シソ科
使用部位;葉 茎 花 種子
成分;リナロール オイゲノール 1,8シネオール テルピネンー4-オール
作用;消化促進 抗酸化作用
注意;妊娠中、授乳中の方は避けておきましょう。

ナスと鳥のサラダ
消化を助けて食欲アップする献立です。ビターオレンジピールは胃酸の分泌を促進して、夏バテの食欲減退や冷えによる消化機能低下にお勧めのハーブです。花椒は消化器官を整え、利尿作用があります。鶏肉に含まれるイミダゾールペプチドは疲労回復に効果がありますので、火を通しすぎず、柔らかく頂きましょう。

材料
なす    4本
鶏ささみ  4本
酒     少々
塩麴    少々
片栗粉   少々
青じそ   5-6枚
オリーブオイル 
※ 砂糖   少々
  醤油   大さじ2
  酢    大さじ1
  レモン汁
  ビターオレンジピール 花椒 少々

作り方
1)ピールはレモンとぬるま湯で戻し細かく切っておく。花椒はミルでひいて混ぜておく。
2)茄子は縦二つにして水のさらす。水気をふいて斜めに包丁目を入れる。
3)ささみは一口大にして酒、塩麴につけておく。
4)茄子は素揚げ、ささみは片栗粉をまぶして揚げる。
5)※のソースで和える。

ハーブ紹介

ビターオレンジピール
オレンジの精油はビターとスイートの2種類があります。オレンジフラワーはオレンジの花の開花前のつぼみを乾燥させたもの。不安を和らげる香りとわずかな苦味があります。精油はネロリと呼ばれ深いリラックス効果があります。
科名;ミカン科
原産国;インド
使用部位;花 果皮
成分;αビサボロール カマズレン マトリシン アピゲニン ルテオリン
作用;消炎 鎮静 鎮痙 お腹のガスをとる

花椒
中国山椒といわれ、お腹を温め消化を助ける香辛料になります。
性味:辛 熱
帰経:脾胃腎
成分:サンショオール サンショアミド ゲラニオール ジペンテン シトロネラール フェランドレン
作用:消化不良 むくみ お腹の冷え
注意:妊婦の方、火熱状態(顔が赤く 口が乾き 冷たいものを欲しがり、イライラした感じ)の方は避けましょう。


夏ばてにお勧めハーブティー
1)元気のでるハーブティー
ハイビスカス
ペパーミント
レモングラス
※ハイビスカスに含まれるクエン酸は疲労回復にお勧めです。

2)ビタミンAとCを多く含むハーブティー
エルダーフラワー
シナモン
ローズヒップ
※紫外線の強いこの季節、疲労回復、夏かぜ予防に。

3)だるくて何もしたくない時にお勧めハーブ
ペーパーミント
紅茶
※体の中からすっきり気分転換しましょう。

4)食欲不振の時にお勧めのハーブ
ダンデリオン
レモンバーム
アーティチョーク
※食欲減退は体力減退にも関係しますね。
※以前に詳しく書かせて頂いています。

薬用ニンジンについて

オタネニンジンは朝鮮人参とも言われ、ウコギ科の多年草です。中国東北部、朝鮮半島、ロシア沿海に自生しています。直射日光を嫌うので日囲いの下で栽培されます。4-6年で収穫されますが、一度栽培された所は数年つくることができません。人参の名は人の手足のようなのでつけられています。人参は神農本草経の上品に収載され、五臓を補い、精神を安らかにして、目を明らかにし、心を開き智を益すと書かれ、漢方では滋養強壮、脾胃の気の不足からの倦怠感などを改善すると言われています。虚弱体質の疲労、食欲不振、冷えなどに使われます。韓国料理の参鶏湯や人参酒、人参茶、人参キャンディーなどはとりやすいですね。他にアメリカ人参、トチバ人参、三七人参、エゾウコギなどが薬用ニンジンの仲間です。

                          参考;MEDICAL HERB

わたし
わたし

この暑さが続いて若い方も皆さま
そろそろ体力に限界が。。なんて言っていませんか。
夏ばてを防ぐためには、適度な汗をかき、あまり冷たいものを取り過ぎず、
こまめに水分をとり、きちんと睡眠をとって、栄養に気を付けましょう。
もう食欲がなくなってしまったという方は、無理して食べずに、温かく消化のよいものを
少しずつ頂くようにしましょう。
ペパーミントや柑橘系のハーブの香りを使って食欲アップするのもお勧めですね。

My organic way
My organic wayは、オーガニックを通じて、美しい生き方を応援するWEBマガジンです。

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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