昨日 アダプトゲンってどういうのか書いていたよね。
今日はアダプトゲンにはどんなものがあるのかを紹介してくれるの?
アダプトゲンって言われているものにはどんなものがあるのかを
今日は紹介しましょう。
トウジン、冬虫夏草、アマチャヅル、シラジット、アショガンダ、
イボツヅラフジ‥等
その中で使いやすいものをご紹介していきましょう。
マイタケ
肥満予防 免疫力アップにお勧めの食材。中医学では五臓を補い、気を補い、血水を生み出すと言われます。キノコ類に含まれるグルカンは免疫機能改善、整腸作用があると言われています。
科名;サルノコシカケ科
使用部位;子実体 菌糸体
成分;チロシナーゼ阻害物質 VD βDグルカン エルゴステロール
作用;脂質代謝調節 腸内フローラ改善 免疫力アップ 抗ウイルス アポトーシス誘導
適応;生活習慣病予防 肥満予防 美肌 便秘改善 免疫力アップ
甘草 リコリス
根や枝は砂糖の50倍の甘さを含みます。
科名;マメ科
使用部位;根 ステロン
成分;トリテルペン系サポニン グリチルリチン フラボノイド イソフィラボン カルコン類 クマリン類
作用;鎮咳去痰 消炎 抗アレルギー 抗ウイルス エストロゲン様作用 コルチコイド用作用
適応;上気道カタル 胃十二指腸潰瘍など
オタネニンジン
免疫力を取り戻す強壮の生薬、最もよく知られて研究されています。高麗人参、朝鮮人参と言われています。中国最古の神農本草経に上品で紹介されています。
科名;ウコギ科
使用部位;根
成分;ジンセノイド リモネン テルピネオール パナキシノール
作用;強壮 新陳代謝促進
作用;疲労回復 精神安定 ストレス緩和 免疫強化 血流改善 病弱
※高血圧の方は避けましょう。
ホーリーバジル テウルシー
インドのアーユルヴァーダでよく使われる品種で、薬効が強いと言われています。抗ストレス、免疫力アップ、不老不死のハーブと言われています。
科名;シソ科
使用部位;葉
成分;オイゲノール リナロール βカロテン ビタミンCE
成分;抗酸化 抗菌 抗ウイルス 免疫力アップ 鎮静 鎮痛
適応;生活習慣病予防 風邪予防 頭痛 呼吸器疾患 肝機能低下 胃炎 むくみ 冷えなど
マカ
インカの時から重要な栄養素とされてきました。良質なたんぱく質、必須脂肪酸 、ビタミン、ミネラルを豊富に含みます。
科名;アブラナ科
使用部位;根
成分;イソチオシアネート マカリジン リノール酸 フィトステロール アルギニン
作用;滋養強壮 生殖器向上
作用;疲労、気力体力向上 更年期
チャーガ
科名;サルノコシカケ科
使用部位;子実体
成分;βグルコン フラボノイド イノシトール トリテルペン サポニン SOD酵素
作用;抗酸化作用 免疫賦活 抗ウイルス 抗寄生虫
適応;免疫力低下 アレルギー症状 生活習慣病予防
霊芝
サルノコシカケと言われている生薬で、肺心脾に関係します。
科名;サルノコシカケ科
使用部位;子実体
成分;ガノデリン酸 βグルカン エルゴステロール ヌクレオチド トリテルペノイド
作用;中枢神経抑制 鎮咳 去痰 血糖降下 免疫調節
適応;生活習慣病予防 アレルギー症状 便秘 気管支炎 虚弱
※中医学では補気 補血 養心安神 などの働きがあり、無気力、動悸などにも使われると言われています。
朝鮮五味子
生薬では五味子といわれ、肺心腎に作用すると言われる。五味をそろえた薬。
科名;マツブサ科
使用部位;実
成分;シトラール シザンドリン ゴミシン クエン酸 リンゴ酸など
作用;滋養強壮 鎮咳 去痰 止瀉 止汗
適応;気管支炎 喘息 寝汗 不眠 下痢 疲労
キバナオウギ
生薬で黄耆と言われて脾肺に作用する。煎じた液を調理に使用。
科名:マメ科
使用部位;根
成分;フォルモノチネン アストラガルシドなど
作用;滋養強壮 止汗 利尿 血圧調整
適応;疲労 虚弱 食欲不振 寝汗 浮腫
アメリカ人参
科名;ウコギ科
使用部位;根
成分;ジンセノシド 精油 アセチレン化合物
作用;血糖調節 鎮静
適応;過労 興奮 のぼせ 高血糖
エゾウコギ
科名;ウコギ科
使用部位;根 樹皮 茎 葉
成分;エレウテロシド イソフラキシジン、エレウテロシド
作用;疲労、集中力、持続力低下
適応;感染症予防 病後の回復
ローズルート
過酷な場所で育つ多肉系ハーブ。標高が高い砂地や岩場に自生する多年草。昔から高山病予防のハーブと言われていました。体や精神の疲れや気分を向上させる働き、根茎には抗酸化作用や滋養強壮作用があると言われています。
科名;ベンケイソウ科
使用部位;根茎
成分;ロサピン、サリドロシド
作用;抗不安 抗うつ 滋養強壮 抗酸化 体力増強 ストレス耐性
適応;心身の疲労 虚弱 抗不安 抗うつ
注意;抗鬱剤とは併用しない
参考;MEDICALHERB
オタネニンジンは江戸時代、幕府が朝鮮から種と苗を手に入れ、各地の大名に種を分け、
栽培を推奨したので御種人参と呼ぶようになったと言われています。1960年ころは国産品
100%でしたが、だんだん減っていき今は0,1%で、長野県 福島県 島根県で作られているようです。
投稿者プロフィール
- 東京都在住。
薬剤師、健康管理士など
趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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