きょうはすごく寒くなったね。
冬支度しないとね。
急にここまで寒くなると体調が崩れてしまう方も多いわね。
暖かい服装、温かいものを召し上がって 少し体を動かして
ゆっくりお風呂に入って。。。なんて どう?
今日は先日の続きのスキンケアにお勧めのハーブをご紹介するね。
ママさん
スキンケアより、体を温める生活について書いた方がいいんじゃない?
確かにね。
でも そこまでは寒くないでしょう。
気温変化についていくのが大変なのよね。
今日はとくに美容には欠かせないハーブ
ローズヒップについてお話しするわね。
美肌には欠かせないハーブ ローズヒップ
ビタミンCを多く含むハーブとして有名です。HIPはローズの果実の事を言います。ローズはバラ科ロサ科植物をいい、400種類もあります。これらの果実はすべてローズヒップといいますが、代表的なものはロサ、カニナの果実です。一重咲きの中輪花。緑の果実が赤に熟したものがローズヒップです。野生の薔薇が秋に結実させる実から種をとって乾燥させたものを使います。ビタミンを多く含み、特にビタミンCを多く含むので有名で、レモンの20-40倍と言われています。他にも沢山の抗酸化成分を含んでいます。ローズにはモダンローズとオールドローズがあってモダンローズは観賞用、オールドローズはヒップ用のローズのようです。ローズヒップはティーや化粧品、入浴剤、サプリメント、お菓子、ジャム、リキュールなどに用いられます。
科名:バラ科
別名:イヌバラ
原産国:チベット 中国 ミャンマー
風味:ほのかな酸味と甘味
使用部位:偽果
主要成分:ビタミンC ビタミンA ビタミンE ビタミンB ビタミンD ビタミンK 鉄 亜鉛 ペクチン フラボノイド リコピン βカロチン
作用:ビタミンCの補給 利尿 収斂 保湿
適応:ストレス、炎症によるビタミンC消耗。インフルエンザ予防 風邪予防 便秘 シミしわの予防 コラーゲンの生成 目の疲れ緩和‥等
今の季節にぴったりのローズヒップを使ったお勧めハーブティーを
ご紹介しましょうね。
栄養豊富なローズヒップに抗ウイルス作用、抗アレルギー作用のリコリス、免疫力アップのエキナケアのティーです。
材料
ローズヒップ 1
リコリス 1
エキナセア 1
※ティーカップ1杯でハーブはティースプーン山盛り1杯。人数分の分量を温めておいたポットに入れる。沸騰した熱湯を静かに注ぐ。3-5分蒸らして。茶こしで濾す。好みではちみつなどを加える。ローズヒップはスプーンの背で軽くつぶしておくとエキスが出やすい。
ハーブを使ったスキンケア商品をご紹介しましょう。
ミカンスクラブ
冬の季節良く頂くミカン。ミカンの皮を捨ててしまってはもったいないですよね。リモネンが角質を優しくとって血行促進。ミカンの香りを楽しみながら、スキンケア致しましょう。ちなみに柑橘系のものが髪の毛にもいいと言われていますよ。お休みの日のリラックスタイムに是非。
材料
卵白 1個
塩 大さじ2
ミカンの皮 小さじ2
作り方
1)ミカンの皮をよく洗って、へたは取り乾燥させる。
2)しっかり乾燥したらミルで粉末にする。
3)ボウルに卵白、塩半分をいれメレンゲを作り、そこに残りの塩、ミカンの皮のパウダー、カレンデュラを加える。
4)角質が全身の気になるところを優しくマッサージしましょう。
※その日の分のみ作るようにしましょう。
ローズヒップでスキンケア
コラーゲンの生成を促し、肌の代謝を高めるハーブ、ゴツコラを加えて化粧水を作ってみましょう。
材料
ローズヒップ 小さじ1
ゴツコラ 小さじ1
ハイビスカス 小さじ1
グリセリン 小さじ1
ローズ精油 3滴
精製水 95cc
作り方
1)全てのハーブをポットに入れ、沸騰させて精製水を注ぐ。5分蒸らす。
2)濾して消毒した容器に入れ、そこに精油、グリセリンを加えよく混ぜる
※パッチテストして使いましょう。冷所で1週間保存可。
クリスマスプレゼントにお勧めのハーブソープ
ローズゼラニウムの精油入り。心身のストレス緩和。お好みのソープを
材料
グリセリンソープ 1個
ローズゼラニウム精油 10-20滴
ドライ好みハーブ
作り方
1)グリセリンソープを電子レンジで加熱して溶かす。
2)精油を加える
3)ソープ、ハーブ、ソープの順で入れて1-2時間固める
4)風通しのよいところで乾燥させる
ローズヒップの栽培の注意
●繁殖は接ぎ木、挿し木が一般的です。病害虫に強いオールドローズは一般的には挿し木で増やします。
挿し木:直径5mmの若い緑色の茎を10cm切り、下半分は葉をとり、無肥料の赤玉にさします。上は2-3cm残して切る。発根するまで、3週間毎日水をあげ、受け皿の水は捨てる。
●害虫:オールドローズが育てやすいですが、土壌微生物が住みやすくするため他のハーブと混植しましょう。
黒星病:雨の多い季節に起こりやすいので、雨の跳ね返りに注意しましょう。
ゾウムシ:地面から這い上がってくるので、粘着剤などをつけておきましょう。
かみきりむし:株元に穴をあけて幼虫が気を食べるので、穴をうめましょう。
かいがらむし:冬季にかいがらを作っている時対応しましょう。
参考;MEDICALHERB
今回の本の中に植物園めぐりに小石川植物園が
紹介されていました。
日本で最も古い植物園、世界でも有数の歴史を
もつ植物園だそうです。
文京区白山にあり、都会の中にあるのに4000種の
植物があり、四季を通して楽しむ事ができるようです。
ニュートンが万有引力の法則を発見したと言われる
リンゴの木、ここに接ぎ木してこの植物園にあるようですよ。
接ぎ木ってすごいですね。
今の季節に観察してほしい植物は
薬用として サネブトナツメ、花梨、山茱萸
見ごろの植物として 銀杏 山茶花 コダチダリア 南天
千両 シュウメイギク ‥等
投稿者プロフィール
- 東京都在住。
薬剤師、健康管理士など
趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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