クウさん
今日は私の写真よ。
最近 ママさん
朝 お散歩に行くようになったみたい!
ララさんの写真、ララさんによく似てるね。
知ってる 知ってる
お休みの日は、なんだかお散歩してるよね。
皆様 ごきげんよう。今日も相変わらず暑い一日が続いています。皆様,夏バテは大丈夫ですか?夏バテ防止には、甘酒とお酢がお勧めです。甘酒は寒い時に飲むイメージですが、江戸時代には夏ばて防止に頂いていたようです。ビタミンも多く含まれ飲む点滴と言われています。お酢も体の疲れをとると、よく言われています。特にリンゴ酢がお勧めです。蜂蜜を入れてお水か、炭酸で割って頂きましょう。
化膿性や炎症の疾患にお勧めの漢方 十味敗毒湯
十味敗毒湯はその名のとおり、10種の生薬を使っています。この処方は江戸時代の医師、華岡青洲が作った処方と言われています。外感風湿熱。外部からの邪気が体表に侵入して引き起こされた症状に効果があります。邪気のなかでも、風邪、湿邪、熱邪をあわせた病邪が原因です。風邪は風のように急で変化が激しく体表面や肺などを冒す事が多いです。湿邪は自然界の質に似た症状を表し、重くゆっくりで滞りやすく、固定的で重だるい痛みが起こります。熱邪は自然界の火熱に似ていて、勢いが激しく、発赤や炎症を起こします。風湿熱邪を除去し、病邪を治療します。炎症性、化膿傾向のある皮疹の初期にお勧めの処方です。
おすすめの体質
体の表面に熱がある、体力などは普通以上。胸脇苦満を軽く感じる。舌は白い舌苔が薄くつく。
症状
体力は中程度、患部は散発性、びまん性の発疹、浸出液が少ない場合。化膿性疾患を繰り返すような時にも使われる。
適応症
化膿性皮膚湿疹 急性皮膚炎の初期 蕁麻疹 水虫 接触性皮膚炎 中耳炎 鼻炎 扁桃炎 麦粒腫 リンパ節炎 ニキビ 乳腺炎 アレルギー性皮膚炎
構成成分
荊芥
肺、肝経に入り、体を温め発汗により外からの風邪を出す。ウイルス性の感染症による病邪を出し、痒みや止血作用がある
防風
膀胱、肝、脾経にはいり、発汗して風邪を出す。体表血管を拡張して湿邪を除き、鎮痛、鎮痙、止痒作用がある。
独活
肝、腎、膀胱経に入り、風邪,寒邪、湿邪を除き、しびれ、痛みをとる。
柴胡
肝気の滞りをとり、気の流れを良くする。皮膚になる邪気をとる。体表を冷やし生理機能を調える。
桜皮
排膿、消炎、解熱、抗菌、鎮咳去痰作用がある。体表の血の巡りをよくして熱をとる。
川きゅう
血と気の流れをよくする。血管拡張し、血液循環がよくなり、鎮痛作用が期待できる。
桔梗
痰を切り、咳を止め、排膿効果がある。
茯苓
脾を整え、胃内、体内にとどまっている過剰な湿邪をとり、組織の浮腫みをとる。水代謝改善。
生姜
寒邪を発散し、胃の機能を調え、消化吸収を高める。
甘草
脾胃の機能を調え、気を補い、諸薬の調和をする。排膿、排毒作用がある、
追加処方
疲れやすく、食欲不振
+四君子湯
便秘がある
+大黄を含む
熱性が強い時
+黄連解毒湯、白虎湯
湿疹の時
+ヨクイニン
体力のない方
→人参排毒散
服用の注意
1)体力のおとろえが激しい方は止めましょう。
2)食欲不振 下痢 悪心があったり、胃腸機能の弱い方は主治医に相談してから、頂きましょう。
3)血圧上昇、浮腫み、脱力感、手足の痙攣など、気になったら早めに主治医に相談して下さい。
4)妊娠している方は主治医に確認してから服用しましょう。
蕁麻疹の時お勧めの漢方
大柴胡湯
胃腸がしっかりし、便秘気味の方の蕁麻疹に。胸脇苦満がある。
消風散
腹力中程度、幅広く使われる。
茵蔯五苓散
口渇があり、小便がでにくい方の蕁麻疹に幅広く使われます。
葛根湯
風邪薬で有名ですが、急性の蕁麻疹に風邪と同様に発表作用で治療します。小児にも使えます。
茵蔯蒿湯
蕁麻疹を消化管の熱、裏熱と考え、裏熱をとる治療法です。お腹の力があって、便秘のある小児にお勧めの漢方です。
参考;漢方処方のトリセツ
十味敗毒湯はほとんどの皮膚疾患に用いることができます。
お腹の弱い方はあまり使わない方がいいでしょう。
比較的短期間で効果がでることもあれば、
体質改善のために長期で服用することもありますよ。
蕁麻疹はつらいですね。日常生活を見直して根気よく
治療しましょう。あまりストレスに感じないように。。
アレルギーの薬や痒み止めの薬と一緒に飲んでも大丈夫です。
投稿者プロフィール
- 東京都在住。
薬剤師、健康管理士など
趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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