記録的な台風ま去り、また暑い毎日が続きます。
暑さによる疲れと冷房による冷えからくる身体の不調が出やすい季節
養生が一番大切です。
ヨガやアーユルベーダでいろいろアンチエイジングについて書かせていただきましたが
今日は食事についてまとめてみたいと思います。
たんぱく質
元気でいられるのは栄養、食事が大切です。
たんぱく質は肉や魚に含まれ、胃腸で消化されアミノ酸になります。
このアミノ酸から 私達の皮膚、髪、筋肉、血管、骨、臓器が作られるのです。また、脳内の神経伝達物質であるホルモンも作られます。
心も体もたんぱく質からできているのです。
良いたんぱく質をきちんととっていきましょう。
糖化
糖化とはなんでしょうか?
精製された米やパンはほとんど糖質だけになっていて、これらを食べると
血糖値が急に上昇し、血糖値の上昇が続いたりするとブドウ糖とたんぱく質が結合し、糖化が起こります。糖化したたんぱく質は劣化し、AGEsというものに変化します。糖化は老化を促進するのです。
AGEsは組織や機能を低下させます。
例えば、抜け毛やくすみ、しみ、しわ、たるみ、脳ではアルツハイマー、血管では動脈硬化、骨では骨粗しょう症などです。
急に血糖値を上げる食物、精製された炭水化物の摂り方を見直し、糖質は摂りすぎないようにしましょう。
酸化
酸化とは、体内の物質が酸素と反応して変質する事です。
身体で食事でとった糖質、脂質と呼吸で取り込んだ酸素からエネルギーを作ります。この過程で酸素の一部が活性酸素となり。これが脂質と結びつき過酸化脂質となり、細胞を酸化し傷つけます。
しわやしみ、血管が弱くなったりいろいろな症状がでてきます。
若い時はエストロゲンやテストステロンなどのホルモンが酸化を防いでくれているのですが、加齢とともにホルモンが減少しますので、抗酸化物質を摂る事が必要になります。
抗酸化物質の代表が抗酸化ビタミンと言われているビタミンA,C,Eです。全てふくんでいるものは、赤パプリカ、かぼちゃなどです。
抗酸化ビタミン
1)ビタミンA
脂溶性のため、効果的に摂取するには油で調理しましょう。
●人参、小松菜、クレソン、かぼちゃ、にら、春菊、ほうれんそう、パセ
リ
2)ビタミンC
水溶性で 生食が効果的。
●ピーマン、レモン、ゴーヤ、カリフラワー、ブロッコリー、キウイ、
パセリ、赤パプリカ
3)ビタミンE
脂溶性のため、効果的に摂取するには油で調理しましょう。
●ナッツ、植物オイル、大根葉、かぼちゃ、にら、鰻、はまち、エビなど
4)亜鉛
体内でインスリンを作るのに欠かせない成分
●牡蠣、豚肉。牛肉、高野豆腐、卵、かに、海苔
5)セレン
●卵、鶏肉、鰹、鮪、鯵、鯖、しらす干しなど
6)マンガン
●がんもどき、油揚げ、しそ、日本茶、生姜、みょうが、ひよこ豆
抗酸化物質 フィットケミカル
植物が自分を守るために作り出した抗酸化物質がフィットケミカルです。
癌を予防したり、血液さらさらに、血中コレステロールを下げるなどの効果があります。次の7色の野菜です。
1)赤 リコピン 抗酸化力はβカロチンの10倍、ビタミンEの100倍
トマト、柿、西瓜、グレープフルーツ
カプサイシン 血行を改善、代謝改善、体脂肪燃焼
ピーマン とうがらし
2)黄 フラボノイド ビタミンCの吸収を促し、血管強化
玉ねぎ かんきつ類
3)橙 α βカロテン、クリプトキサチン
体内でビタミンAに変換。皮膚、粘膜保護。がん予防。
みかん、かぼちゃ、人参、マンゴー
4)緑 クロロフィル 血液さらさら、血中コレステロールを下げる効果も
小松菜 春菊 ほうれん草
5)紫 アントシアニン 白内障予防効果、熱に弱いので生食で。
赤キャベツ、しそ、ブルーベリー、なす
6)黒 クロロゲン酸 空気に触れると黒くなる成分。脂肪を燃焼。
バナナ。ごぼう、リンゴ、ジャガイモ、さつまいも
7)白 硫化アリル 苦味成分。がんの予防、有害物質排泄促進作用。
たまねぎ、にんにく、ねぎ
イソチオシアネート 苦味成分。血液さらさら、ピロリ菌殺菌。
だいこん、キャベツ、ブロッコリー、スプラウト
アンチエイジングに大切な食事の注意を書かせていただきました。
精製された炭水化物の摂りすぎに注意して、高血糖を防ぐ。
良いたんぱく質をきちんととる。
抗酸化物質をとるようにする。
食事に注意して いつまでも元気で若々しい生活をしていきたいですね。