アーユルヴェーダの食事の注意点

アーユルヴェーダ

今日は一日はっきりしないお天気でした。
いかがお過ごしでしたか?
私は今日は漢方の勉強会にズームで参加させて頂きました。
普通なら遠方で行かれない講習会でしたが、ズームなので参加する事ができました。日本中の方たちと一緒に勉強できて なんだか幸せな気分です。

今日はアーユルヴェーダのお食事について書かせていただきます。
ふつうの食事法と違って、アーユルヴェーダでは、季節、体質、体調で食事が異なります。
すべてに共通の事を今回は書かせて頂きます。
一番重要なのは、甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、渋味をまんべんなく食べる事、土地の旬のものを食べる事。
味に関しては、季節、体質で少し変わりますが。。
私の体質は、、と考えて、あまり神経質になって食事がストレスになってはいけません。
 あくまでも、食事は楽しみましょう。

意外とびっくりしたのは、食べ合わせです。
私達が何気なく頂いている食品の食べ合わせが悪いものがあります。

食事のしかた


1)食事で満足感と軽快感をえる。
2)食べる事に集中する。
3)規則正しい食事をする。
4)腹七分目に

食品の選び方


1)過剰なドーシャを鎮め、バランスのある食事に。
2)消化促進剤をとる。
3)住んでいる土地のものをなるべくとる。
4)食べ合わせに注意する。
5)食べ合わせで、アグニを高める食品もいれる。

食べ合わせの悪い食品


牛乳;バナナ、魚、肉、酸っぱい果物、ヨーグルト、酵母パン
メロン;穀物、でんぷん、揚げ物、乳製品、チーズ
でんぷん;卵、チャイ、乳製品、バナナ、なつめ、フルーツ
蜂蜜;穀類
大根;牛乳、バナナ、干し葡萄
ジャガイモ、トマト、なす;ヨーグルト、牛乳、メロン、きゅうり
ヨーグルト;牛乳、酸っぱいフルーツ、バナナ、メロン、魚、マンゴー
熱い飲み物;肉、魚、マンゴー、チーズ、
卵;牛乳、肉、ヨーグルト、メロン、チーズ、魚、バナナ、ジャガイモ
マンゴー;ヨーグルト、チーズ、きゅうり
コーン;棗、干し葡萄、バナナ
レモン;ヨーグルト、牛乳、とまと、きゅうり
フルーツ;他のもの
なぜ、食べ合わせが悪いのでしょうか?
未消化物や異常発酵の原因となるからです。
Vasannto Lad氏によると悪い食べ合わせはアグニの正常な機能を妨げ、ドーシャのバランスを崩すと言っています。
私達がいつも一緒に食べているものばかりですね。

先ほど 消化促進剤を取ると書きました。アーユルヴェーダのの主要な消化促進剤を紹介致します。
アーマを焼失し、アグニを若返らせ、消化を促進します。
過剰なカパを減らし、食欲不振、コレステロールの調節、肥満にも効果的です。

消化促進剤


トリカトゥ
生姜、黒コショウ、ひはつ(粉末さんしょうでもよい)
3種類を同じ量用意し、手で混ぜる。
※食前に蜂蜜、黒砂糖と一緒に、小さじ半分くらいを白湯でとる。

強壮効果のあるスパイス

毎日とって、強壮効果のあるスパイスもご紹介します。
黒コショウ  小さじ1
ひはつ    小さじ1
しょうがパウダー  小さじ2
リコリス   小さじ2
コリアンダーシード 小さじ2
フェンネルシード  小さじ2
カルモダンシード  小さじ1
ホーリーバジル   小さじ1
クローブ   小さじ1
シナモン   小さじ1

全てを電動ミルで粉にし、茶こしでこす。
密閉瓶に保存する。
鍋にパウダー小さじ半分に水500ccで火にかけ、5分加熱し、5分置いてから頂く。
※チャイやブラックティーに使いましょう。

以前 スリランカのアーユルヴェーダの施設に行った時に、それぞれの食事が体質別になっていたので、席が決まっていたことを思い出しました。
とても美味しい食事だった記憶があります。

私達には少し慣れないところがありますが、頭のどこかにおいておいて頂けたらと思います。




投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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