薬膳で使う生薬紹介  1

薬膳

皆様 今日はいかがお過ごしでしたか?
外国では コロナの予防接種が始まりました。
日本もコロナの予防注射が実施されると、コロナも落ち着いてくるのでしょうか?

今日は薬膳でよく使われる生薬をご紹介致しましょう。

大棗


性味;甘 温
帰経;脾胃
適応
胃腸虚弱、精神不安、不眠


脾の果といわれ、気持ちが落ち込んだり、いらいらしたり、食欲不振、元気がない時に元気をくれる生薬です。
胃腸の調子を整えるので栄養を補う事ができるです。


薬膳の紹介
1)なつめ酒
  気や血を補うなつめと、血行をよくして身体を温めるお酒の組み合わせ
  少量の服用で、身体を温め、関節の痛みなどを改善。
2)なつめとあわ粥
  あわともち米をなつめを入れてお粥を作る。
  胃腸を温めて調子を整える効果が期待される。

ういきょう


性味;甘辛  微温
帰経;腎
適応;気滞の痛み


身体を温め、冷えからくる腹痛、腰痛に効果が期待できる。
胃腸の働きを活発にし食欲増進に。


薬膳紹介
ういきょうと枝豆の和え物
 栄養豊かで良質な蛋白を含む枝豆と食欲増進効果のあるういきょうで、
 身体を温め 夏バテ防止に

紅花


性味;辛 温
帰経;心 肝
適応;月経痛 内出血


身体の中で滞った血流を改善し、肩こり、関節痛、などに効果。
また 婦人科疾患、月経不順、月経痛、更年期障害などの症状にも効果。
注意;妊娠中、妊娠の可能性のある方、月経過多の方は使わないように。


薬膳
1)ホット紅花茶
  紅茶の中に紅花と生姜を加えて ほっかほっかで飲みましょう。
  身体を温め、血流をよくする薬膳茶です。
2)紅花酒
  ホワイトリカー700mlに、紅花10g、さんざし40gを1か月漬
  ける。血の巡りを改善し、凝りや痛みの改善に期待できます。

八角


性味;辛甘 温
帰経;脾胃腎
適応;腰のだるさ、気が晴れない、吐き気、冷え性、消化促進、強壮作用


お腹を温め、冷えによる腹痛に効果が。消化が悪く、食欲がない時にお勧めです。
また 気の巡りがよくなり自律神経を整えます。


お勧め薬膳
魚やお肉、特に鶏肉に八角を入れて煮ると、身体が温まり、食欲が増進

薬膳酒やお茶などは、生薬を使いやすいですね。
自分の体質にあったものが見つかったら、簡単に使える使える方法を見つけて使ってみて下さい。


 

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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