湿熱の方の薬膳（前回の痰湿体質の熱タイプ）

皆様　ごきげんよう
今日はもう春がきたのかと思うほどの温かさでしたね。
コロナで自粛が続き、そろそろ外出したくなってきましたね。

それは大変ね。
今日はそんな体質について書くわね。

今日は薬膳の代表的体質の最後になります。
詳しくみると　まだまだいろいろありますが

湿熱体質の特徴

１）むくみやすく、少し太めが多い
２）身体、頭が重い
３）尿の量が少ない
４）舌の苔が黄色く、ねばねばする
５）黄いろのおりもの
６）月経前にむくみやすい
７）排便がすっきりしない

水分代謝の低下があり、身体に熱があり、痰飲となっている。
これを湿熱体質と言われている。

身体にこもって熱を冷まし、余分な湿を排出するようにする。
辛い物、甘い物、油っぽいもの　肉の食べ過ぎ、飲酒などの過食に注意

清熱（熱をさます）
　小豆　ハト麦　昆布　豆腐　ごぼう　いちじく　かに　牡蠣　きゅうり　
　セロリ　緑豆

利湿（体内の余分な湿をとる）
　小豆　ハト麦　かに　昆布　のり　あさり　黒豆　大豆　とうがん　なす
　西瓜　大根　とうもろこし　キャベツ　わらび　セロリ

小豆
　性味；甘酸　平
　帰経；心小腸
　成分；食物繊維　サポニン　ＶＢ１　ＶＢ２　イソフラボン　アントシア
　　　　ニン　Ｃａ　Ｚｎ　Ｆｅ　Ｋ　パントテン酸
　適応；胸水　腹水　下半身のむくみ　痒みのある湿疹

緑豆
　性味；甘　涼
　帰経；心胃
　成分；ホスファチジルコリン　食物繊維　Ｆｅ　サポニン　Ｐ　Ｍｇ　
　　　　Ｃｕ　Ｃａ　Ｋ　ＶＢ１
　適応；口渇　小便不利　血中脂質抑制　暑気あたり

いちじく
　性味；甘　平
　帰経；肺脾胃大腸
　成分；ペクチン　Ｃａ　Ｋ　Ｆｅ　ベストアルデヒド　アントシアニン
　　　　フィシン　リパーゼ　アミラーゼ　パーオキシダーゼ
　適応；喉の炎症　空咳　声がれ　食欲不振　便秘　下痢　痔　小便不利
　　　　感染性大腸炎　切り傷　二日酔い

ハト麦
　性味；甘淡　涼
　帰経；脾肺腎
　成分；ＶＢ１　ロイシン　アルギニン　リジン　チロシン　多種糖類
　　　　Ｋ　Ｃａ　Ｐ　Ｆｅ　βシロステロール　
　　　　スティングマステロール
※妊娠初期の方は禁忌です。