漢方で治す 肌荒れ 乾燥肌

漢方薬
くぅ
くぅ

おはよう  ララさん
今日は皮膚のトラブルを
漢方で治す方法のお話し!

らら
らら

そうなんだ。
肌のトラブルは塗る薬ばっかりか
思っていたよ。

 

  皆様 ごきげんよう。
 どのように GWをお過ごしになられましたか?
 お子様のいらっしゃる方、遠くの故郷にいるご両親に会いに行きたかった
 方、一人一人 いろいろの思いがあったことと思います。

 今日は皮膚のトラブルについての漢方について書かせて頂きます。
 皮膚は皮脂と水分を分泌して、表面を守っています。
 皮膚を乾燥や外からの刺激から守るための防御機能です。
 この防御機能が低下すると痒みとしてシグナルを発信します。
 この機能は青年期が一番活発で、年齢とともに落ちてきます。

 乾燥肌の方の漢方治療

 特別に問題がないのに、肌の乾燥が気になる事があります。

 漢方では、皮膚への血液不足、水分不足が原因ではないかと言われています
 そのほかに、皮膚内に熱がこもって炎症をおこし、それが慢性化して肌荒れ
 の原因になることもあります。

 一つずつ何か原因があるので、そこを治療していきましょう。

   当帰飲子

 症状;皮膚が乾燥して、カサカサしている。
    あまり赤みはなく、分泌物はすくなく、炎症はすくなく痒みが強い。
    冷えを感じる。
    顔色が悪く、元気がないタイプの方にお薦めです。
    高齢者乾皮症などに。
 原因;身体の中が冷えていて、血の不足がある。
 治法;血を補い元気をつけて、痒み、炎症を改善していく。

             

            当帰飲子

   養血潤膚飲 潤肌膏

 症状;ひじや膝の皮膚が乾燥し、表面がうろこのようになってはがれる。
    全身に広がっても顔は軽い。
    夏に軽くなる。

    口の渇きがあり、汗はかきにくい。

 原因;皮膚への血液の供給不足が原因です。
 治法;しっかり血液を供給し、皮膚を潤すようにする。

                 養血潤膚飲 潤肌膏


   加味蒼朮膏

            


症状;首の後ろ、ひじ、ひざ、腰などのあちこちの皮膚が乾燥し、肌荒れを
    起こす。
    ざらざらした所がぽろぽろとはがれる。
    冬に悪化する。
    目の乾燥や痒みもある。

 原因;胃腸の消化力が弱く、水分が身体に行きわたらないのが原因。
 治法;消化吸収を改善して水分を供給するようにする。

             加味蒼朮膏

   除湿胃苓湯と大黄しゃ虫丸

 症状;顔、首、手足、胸、背中などに痒みのある肌荒れが起こる。
    皮膚の表面は脂ぎって、色素沈着し厚くなる。
 原因;湿気と熱により皮膚のうっ血が原因。

 治法;湿気と熱をとり、うっ血を取り除く。

           除湿胃苓湯と大黄しゃ虫丸

   涼血潤燥飲

 症状;初めは小さい固いぶつぶつ、周囲は赤い症状から始める。
    さほど痒みはなく、ひじや膝に多い。
    そのうち、手や足の裏の皮膚が乾燥してぽろぽろはがれ、ひび割れ
    る。
    爪は厚くなる。
 原因;辛いもの、油っぽいものの食べ過ぎの熱で、皮膚が充血して厚くなる
 治法;熱を冷まし、充血をとり、皮膚を潤す。

           涼血潤燥飲

         
詳しくは 生薬の玉手箱を    

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わたし
わたし

皮膚のトラブルは本人にとって
本当にストレスになるもの
です。
乾燥や 衣服など皮膚にふれる
物に注意が必要ですね。
石鹸などに注意し、
保湿作用のあるクリーム、
軟膏を使ってしっかり
皮膚を守っていきましょう。

    

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投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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