疲れて イライラしている時にお勧め 加味帰脾湯

漢方薬
くぅ
くぅ

ララさん
今日はストレスで眠れなかったり、
イライラする人のお勧めの漢方に
ついて書くらしいよ。

らら
らら

くうさん
今の時代はストレスが多いから
大変だね。
私みたいに、のびのびとはいかないんだね。

だから ママさんはたまに 自然の中に。。

皆様 ごきげんよう。今日は気と血を補う漢方をご紹介致しましょう。今の時代には必要な薬だと思っています。

疲れているのに眠れない イライラする方にお勧め漢方 
加味帰脾湯

現代社会はストレス社会です。ストレスや緊張が持続的に加わったり、精神的な疲労、憂鬱感などの症状のある方が多くなっています。自律神経の不調やホルモンバランスの異常、血行不良などの不調がよくみられます。このような症状にお勧めなのが加味帰脾湯です。思い悩んだり、考え込むと心と脾に負担がかかり、働きが悪くなるので気と血が減っていくのが原因です。さらにストレスが加わると肝にも影響していきます。心と脾の機能を整え、気と血を補い、肝の熱をとり精神的に落ち着かせていく処方です。

体質
体が弱い 血色が悪い 体は冷えている 気が足りず臓腑の機能低下 気の巡りがとどこっている

症状
貧血気味 精神不安がある 動悸 不眠 微熱 寝汗 食欲不振 出血傾向がある ふらつき のぼせ 手足のほてり 落ち着きがない 取り越し苦労

適応
貧血 不眠症 不安神経症 うつ病 パニック障害 心身症 認知症 自律神経失調症 ヒステリー 更年期 神経性胃炎

構成成分


黄耆:脾胃の機能を高め、気を補う


竜眼肉:脾の気を養い、脾を元気にして心の血を補う


人参:気を補って、脾を元気にする。黄耆を助ける

白朮:人参と同様の作用


当帰:血を補い、心の血を養う


茯苓:心を養って心の機能を整え、心を安定させる


酸棗仁:茯苓と同様

遠志:茯苓と同様


木香:気の巡りをよくして、脾胃の機能を回復する


甘草:脾胃の機能を整え、気を補い、他の薬を調整する


生姜:脾胃の機能を整える


大棗;脾胃の機能を整える


柴胡:肝の気の滞りを巡らせ、自律神経の亢進を鎮め調整する


山梔子:熱邪をとり、気や津液を流していく。肝や心の熱をとっていく

加味帰脾湯と帰脾湯との違い
帰脾湯は心と脾を整え、気と血の不足の症状で、精神的に興奮性と抑制性がある。加味帰脾湯は肝に熱邪があるので、興奮性が強い時に用いる。

加法
 五苓散
浮腫み、軟便、下痢のある時に。

服用時の注意

1)浮腫み、体重増加、脱力感、四肢の痙攣などの症状があったら、早めに主治医に相談して下さい。
2)長期服用により、腹痛、下痢、便秘、腹部膨満感などの症状を繰り返す時は主治医に相談して下さい。
3)妊娠中の方は、主治医に相談してから服用して下さい。
4)血中AGが増加する事があります。

神経症と漢方

大承気湯:腹力、脈力とも力があり、便秘傾向のある神経症に用いられます。承気は気を巡らせる意味です。

温清飲:ゆううつ感があり、顔色が悪く、皮膚は乾燥気味。腹力中程度。

温経湯:手足がほてり、唇も渇いている。生理と関係して症状がでてきます。腹力は中程度。

抑肝散:肝気が高ぶって、興奮して不眠になる。怒気があるとき。

黄連解毒湯:大した事ではないのに、イライラするとき。顔はほてり気味。腹力は中程度以上。

半夏瀉心湯:神経衰弱による不眠に。腹力は中程度。

大柴胡湯:憂鬱感、いらいら、肝うつの症状を改善。腹力中程度。胸脇苦満(肋骨の下に圧痛がある)がある

苓桂朮甘湯:顔色が悪く、立ち眩みがして動悸、疲れ目などがある人に。腹力は中程度以下。腹部振水音(お腹が水の音がする)臍上悸(臍の左上に拍動を感じる)がある

柴胡桂枝乾姜湯:手足が冷え、疲れやすく、動悸、気持ちの高ぶりがある。腹力は中程度以下、臍上悸,胸脇満微血(軽い胸脇苦満)がある

抑肝散加陳皮半夏:抑肝散が進み、衰弱気味の方。腹力は中程度以下。左腹直筋に緊張がある

参考:漢方のエッセンス

わたし
わたし

ストレス社会の現代。
生きにくいですね。
精神的に辛い時
自然の中で何も考えない時間を過ごしてみて下さい。
また 西洋薬に漢方を追加してみるのはお勧めです。

【漢方解説】加味帰脾湯(かみきひとう)|漢方セラピー|クラシエ
「漢方セラピー」はタイプに合わせて選べるクラシエの漢方薬シリーズ。漢方処方<加味帰脾湯(かみきひとう)>について解説します。

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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