くうさん
今年はインフルエンザや風邪が
流行るかな?
ララさん
実際には流行るかどうかわからないけど
しっかり予防する事が大切だね。
私達 犬はインフルエンザの予防接種は
ないよね。。
皆様 ごきげんよう。くうやララが言っているように、インフルエンザの予防接種を受けてしっかり予防する事が大切ですね。また 予防接種を受けたからと言って油断しないで、適度な運動と睡眠、バランスのよい食事に注意することが何よりです。今日は風邪やインフルエンザの時にお勧めの漢方をご紹介致しましょう。
風邪 インフルエンザにお勧めの漢方 桂枝湯
桂枝湯はウイルスや細菌感染などによっておこる病変、外感病に用います。その病邪がまだ体表にあって(表証)ぞくぞくする寒気や続く寒気をともなう症状に使う漢方です。さらに体力がなかったり、元々虚弱だったりして抵抗力がおちている時に適しています。
適している体質
比較的体力がなく、腹力が弱く、自然に汗がでやすい方にお勧め。
症状
風邪の初期の症状。悪寒 発熱 頭痛 のぼせ 四肢痛 脈は浮いてやや遅い。鼻づまり くしゃみなどの症状がある時もある。
適応症
感冒 インフルエンザ 上気道炎 皮膚炎 蕁麻疹 皮膚搔痒症 頭痛 神経痛 冷えによる腹痛 しもやけ 虚弱体質 寒冷による腹痛 筋肉痛 関節リウマチ 神経痛 虚弱児の体質改善
構成成分
桂皮
体を温める。穏やかな発汗作用で、肌膚の病邪を除去し、経脈を温め、血液の循環を促進し水分代謝を助ける。鎮痛作用、消化吸収促進作用もある。
芍薬
白芍を使う。汗の出すぎを防ぎ脱水を防ぐ。血行改善、筋の緊張を緩和して鎮痛、鎮静する。血を補う作用もある。
生姜
軽い発汗作用があり、発汗作用で肌膚にある病邪を除去し、経脈を温め風邪寒邪を改善します。また 胃の機能を整え消化吸収を良くする。
大棗
脾胃の機能を高めて気を高め、津液で脾を潤す作用がある。気を調和して風邪寒邪を取り除く。
甘草
炙甘草を用いる。脾胃の機能を整え、気を補う。他の薬を調和する。
併用方法
+葛根 桂枝加葛根湯
首や背中のこわばりがある
+厚朴 杏仁 桂枝加厚朴杏仁湯
喘咳があるとき
+桂枝を増量
動悸 のぼせ 頭痛など、
+芍薬を増量
腹痛や腹部膨満感がある
+膠飴 小建中湯
痙攣性腹痛
+竜骨 牡蛎
虚弱で動悸、不眠など興奮のある方
+白朮 附子
関節痛 神経痛
服用の注意
1)服用して血圧上昇、むくみ、体重増加、脱力感 四肢痙攣などの副作用が気になったら早めに主治医に相談しましょう。
2)妊娠中の方は主治医に確認してから服用致しましょう。
感冒 インフルエンザの症状に使う漢方
1)香蘇散
胃腸が虚弱な方。高齢者の初期の感冒
2)麻黄湯
脈はしっかりして、関節痛、悪寒の症状が強い方。虚弱ではない方に。
3)五積散
症状が軽い感冒、頭痛、関節痛に。
4)小青竜湯
咳 水様性痰や鼻水 悪寒がある方。顔色は青白く冷えがある方。
5)麻黄附子細辛湯
冷えがありのどに痛みのある感冒に使います。アレルギー性鼻炎にも。
6)柴胡桂枝湯
風邪をひいて2-3日たっても治らず、だるさが出てきたときにお勧めです。
7)葛根湯
風邪で一番使われています。初期で、悪寒、発熱、頭痛があり、首や背中の凝りがあります。汗はどちらでも。下痢があるときにも使われます。
今日は風邪やインフルエンザなどに
使われる漢方です。体力のない方は
風邪をひいたら服用してみる事を
お勧め致します。
桂枝湯を服用した後、熱いお粥をすすり
汗をかくようにするといいと言われています。
生ものや冷たいものはひかえるといいでしょう。
桂枝湯だけではなく、風邪のひき始めは
温かい消化のよいものをとって。温かくして
休みのが大切ですね。
投稿者プロフィール
- 東京都在住。
薬剤師、健康管理士など
趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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