
今日は恵の雨が降っているね。

何となく 涼しいよね。
ママさんも一息つけるね。。
皆様 ごきげんよう。ひどい暑さの続く中、雨が降るとなんだかホッとしますね。でも台風が近づいてくるようです。大きな被害がない事を祈るばかりです。今日は一息!日本のハーブについて書かせていただきますね。。気楽に読んで下さいね。
私達の身近にあるハーブ
南北に長い日本ではいろいろな気候があり、その土地の風土に合わせたハーブがあります。日本に伝わる有名なハーブをご紹介致しましょう。
1)北海道
北海道の先住民族、アイヌの人々は自然界をカムイと敬い、自然を大切に暮らしてきました。アイヌは植物に対する知識は豊富です。アイヌには、最初に地上に降りてきた植物はハルニエ、イチイ、ヨモギという伝説があります。その他にも、イケマ、ナギナタコウジュ、エゾニワトコ、キハダ、チョウセンゴミシ、などが知られています。
2)伊吹山
琵琶湖の東に位置する伊吹山は昔から薬草の宝庫として知られています。16世紀にはポルトガル宣教師により西洋式の薬草園も作られたと言われています。イブキジャコウソウ、イブキトラノオ、イブキタンポポなど特有の植物が多くあるようです。
3)奈良
奈良は古く寺院を中心に発達して薬用植物も栽培されてきました。江戸時代に製薬業も盛んになり、全国的に知られるようになりました。日本最古の薬草園森野旧薬園があります。

4)出雲
出雲は医薬の国でした。因幡の白兎で知られる大国主命、医療を司る神、少名彦命はともに国造りをしました。733年出雲国風土記に多くの薬草が書かれていました。808年日本最古の医学書大同類聚方の中にも薬について書かれています。
5)沖縄
医薬同源の考えがしみこんでいる沖縄、沖縄では食べ物をヌチグスイ(命の薬)といい、薬用植物、海藻を使った伝統食は長寿食として知られています。フーチバー、ンジャナバー、チョーミグサ、ウッチン、サンインなどがあり、日常の生活に溶け込んでいます。観光のハーブ園などもあります。
私達の生活の中のハーブ
ハーブは生活の中でいろいろと使われています。どのように使われているかご紹介致しましょう。自分も使ってみたいと思われる方は、使いがってのいいものが今はあると思いますので是非探してみて下さい。
1)染色
日本古来の3大染料は青系の藍、赤系の紅花、紫系のむらさきです。伝統的な黄系の染料はクチナシ、キハダ、ウコンなどです。現在の染料も天然染料に合わせて作られています。
2)香り
香り文化は飛鳥時代、仏教の伝来と一緒です。平安時代には貴族間で香りを楽しむ趣味が広がり、御香所が設けられ組香が始まりました。室町時代には香道となり、乳香、白檀、沈香、桂皮、丁子、などが広まりました。

3)抗菌 防虫
何気なく頂いているワサビ、生姜、からし、しそは食品の腐敗を防ぐ働きをしています。竹や朴木の葉をお弁当にいれるのも抗菌の働きがあります。衣類の防虫にはクスノキを蒸留した樟脳が、蚊取り線香としてはヨモギ、除虫菊が利用されています。
4)薬湯
ゆっくりとお風呂にはいる習慣は奈良時代からのようです。江戸時代に庶民に広まっていきました。季節ごとの薬草をいれて薬湯を作るようになりました。端午の節句にはしょうぶ湯、夏の夏至には桃の葉湯、冬至は柚子湯という習慣が広まりました。
5)化粧品
今の時代ではあまり使われなくなってきましたが、暑い夏のあせもの予防にキカラスウリの塊根を乾燥させた天瓜粉は以前はよく使われていました。自然化粧品としてはへちま水、アロエの化粧品が有名ですね。昔は紅花で口紅として使われていました。
日本の不老長寿の食品
1)たちばな
弥生時代に中国から伝えられたと言われていますが、たちばなの原産地は日本で、日本固有の柑橘植物と言われています。学名はシトラス タチバナ。日本の柑橘類の元祖と言われています。果実にはノベルチンを含み、温州ミカンの20倍以上含み、癌の予防やアルツハイマー病の原因となるアミロイドβの蓄積を予防する効果があると言われています。

2)明日葉
中国の奏の始皇帝が不老不死の薬草を求めて送った使者が見つけたのが、明日葉と言われています。伊豆七島が原産地、セリ科の植物です。若葉を摘んでも、次の日には若葉がでる程の生命力があるので、明日葉と言われています。もちろんビタミンも多くふくむのでですが、活性酸素を除去すると言われているカロコンを含みます。明日葉に含まれている4,4ジメトキシカルコンは老化にともない細胞に蓄積する老廃物を除去することが発表されています。老化が抑制されるので、不老不死の妙薬と言われています。
3)ゴマ
原産国はサバンナと言われていますが、奈良時代には栽培されていますので、中国からの伝来は古い物と思われます。種子には、良質の脂質が多く、たんぱく質が20%含まれています。僧侶の方は長寿が多いと言われています。精進料理は大豆やゴマをよく使われいます。成分にゴマリグナンのセサミン、セタミノール、ビタミンEを多く含みます。これらの成分は血圧降下作用、肝機能改善、アンチエイジングなどの働きがあると言われています。平安時代の日本最古の医学書、医方心には老衰を防ぎ、寿命を延ばすと書かれています。アーユルヴァーダでは万能薬として、世界最古の神農本草経では、不老不死の秘薬と書かれています。
食品紹介 タチバナ 明日葉
たちばな
性味:甘酸 平
帰経:肺胃
成分:グルタチオン リモネン VP カロテン フラボノイド
働き:痰の多い咳 嘔吐 暑気あたり 疲労 口渇
明日葉 ハチジョウソウウソウ
科名;セリ科
成分:ルテオリン7グルコシド イソクエルシトリン キサントアンゲロール
働き:利尿 滋養強壮
参考:EDICAL HERB

昔から不老不死は人類の憧れだったのですね、
今も抗加齢学会があり、加齢に負けない研究が
なされています。
私達の身の回りにもいろいろな不老不死に
役立つ食品があるようです。
探してみるのも楽しいですね。