疲れる?   1

健康管理士
くぅ
くぅ

今日はママさん
なにについて書くの?
疲れる?って書いているけど。。

わたし
わたし

一緒に働いている方が最近疲れた、疲れたって
いつも仰っているので、
ちょうど疲労についての記事があったので
ご紹介しようかと思ったの。。

らら
らら

そういえば
ママさんはけっこうタフかな?

わたし
わたし

そんな事はないのよ。
年齢には勝てないわよね。

自分に合わせて無理し過ぎないように、
しっかり休みを取る事かな。。

面白そうな本が今日の新聞にあったわ。

休養学 っていう本!!
正しい休み方を教えて下さる本のようですよ。

お休みしても疲れが取れない方は
一読なさってみてはいかがでしょう。

疲労について考えてみましょう。

現代、電車に乗っても、カフェに入っても皆、携帯にくぎ付けになっていますね。私達が一日に触れる情報量は江戸時代の1年分、平安時代の一生分と言われています。その多くの情報は視覚や聴覚から脳に伝わり、脳が判断しているのです。知らずに疲労がたまっていきます。長時間のデスクワークや人間関係からの精神的ストレスもありますね。

ストレスの疲れ
デスクワークは長時間同じ姿勢をとっていることで肉体的ストレス、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスなどで、交感神経が刺激され自律神経が乱れるようになります。
また ストレスで不安などを感じると、扁桃体(感情の処理やストrス反応の役わりをします)が活発に働くようになります。しかし 前頭前野が偏桃体の働きを抑制し、情緒を安定するようにします。ただし 過剰なストレスがかかり、前頭前野が抑えきれなくなると、ストレスに敏感になり、慢性ストレスや脳疲労になると言われています。

すごいプレッシャーがかかっても頑張れる時もありますね。
そこも人の体はよくできていて、脳がストレスを感じると疲労感を減少させるコルチゾールというホルモンと、もっと頑張れという応援シグナルをだすアドレナリンというホルモンがでるのです。
心身ともに疲れていてもストレス応答(頑張るようにでる応援シグナル)が働くのです。
そのかわり目的から開放されると、どっと疲れが出てきますね。
でも 頑張らないといけない時もあるのかもしれませんね。

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情報過多による疲れ
情報過多による疲労は脳疲労と言います。これに関する本も多く出されていますね。情報にあふれる現代の問題ですね。
ふつう、伝えられた情報は脳で処理して必要かどうかを判断されます。その働きは前頭前夜のワーキングメモリが行います。ワーキングメモリは入って来た情報を脳に保存し、優先順位をつけて処理しますが、同時に5-7個と言われています。一度の多くの情報が入ると容量不足によって、脳疲労を起こし、集中力が続かなくなったりするようになります。

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肉体の疲れ
筋肉疲労について書いていきましょう。体の倦怠感など、体が疲れを感じている状態をいいます。筋肉に傷などはなくても、体の筋肉を使い過ぎて筋肉が収縮、血流が悪くなり、うまく伸縮できなくなり引き起こされます。筋肉疲労は体を動かす消費エネルギーが、生産エネルギーを上回り、バランスがうまくできなくなることで起こります。

そこに関わるのがアデノシン三リン酸、ATPです。ATPは細胞内のミトコンドリアで作られ、糖質や脂質などが酵素と反応して酸化される代謝経路で作られます。ATPは分解酵素が働き、ADPとリン酸に分解される時エネルギーを生み出します。ATPは全ての細胞へのエネルギー供給をします。
ADPはリン酸とまた合成され、ATPとなりエネルギー産生に働きます。人は絶えずATPを産生できるようになっています。

エネルギー産生経路

ATP-PDr系
最も早くATPを作れる経路です。ATPを分解してできるADPと体内にあるクレアチンリン酸で作られます。クレアチンキナーゼという酵素により、クレアチンリン酸がクレアチンとリン酸に分解。その時エネルギーが作られます。このエネルギーでADPとリン酸を結合されATPが作られます。

解糖系
2番目に早くAPTをつくるもので、糖を分解する過程でAPTを作ります。吸収された糖は筋肉中にグリコーゲンとして合成、貯蔵されます。筋肉を使うとエネルギー産生のため、グリコーゲンは分解、リン酸化され、グルコース6リン酸、ピルビン酸へと分解される時にATPが作られます。運動時にエネルギー源と利用されます。激しい運動では、解糖系が活発に働き、ピルビン酸が多くなります。全てを使うのが難しく一部は乳酸となり、その乳酸は糖質を急速に分解してエネルギー供給し、筋肉の収縮に関係していきます。

酸素系
解糖系とATP-PCrは酸素がないところで働くので無酸素系と言われています。酸素系は糖や脂肪を利用してATPを作りますが、その過程で酸素を利用する事が特徴で、有酸素運動の時に使われるエネルギー産生です。早くは作れませんが、長時間、持続できます。
糖は解糖系をえて、ピルビン酸、脂肪は遊離脂肪酸が分解されたアシルCOAを利用して、ミトコンドリア内でアセチルコリンCOA,クエン酸回路、電子伝達系を通る過程で、酸素が活用されることでATPを生み出します。
運動が長く続く時、ピルビン酸はこの酸化系経路に使われます。解糖系は無酸素と有酸素エネルギー産生といえます。

糖→解糖系→ピルビン酸→アセチルCOA
脂肪→遊離脂肪酸→アシルCOA→アセチルCOA→クエン酸回路→電子伝達系→ATP
                               (酸素)

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運動の種類によってどのエネルギー供給システムを使えばいいか、それぞれ適応されます。

                          

不規則な食生活からの疲れ

食べ物から疲れがおこるなんて考えられないと思いますよね。現代は食の欧米化で高蛋白、高脂肪、朝食を摂らなかったり、無理なダイエットなどによる食生活の乱れが問題になっています。
これは内臓疲労の原因になります。
内臓疲労とは、暴飲暴食やストレスなどによって胃腸などの消化器官の機能低下が原因と言われます。
消化器官は食べ物を消化吸収し、老廃物を排泄します。機能が低下すると、下痢や胃もたれ、消化不良などを起こし、エネルギー、中医でいう気が不足し、全身の疲労につながります。

内臓疲労チェック

●胃もたれが多い
●下痢や便秘が多い
●お腹の張りが多い
●夜遅く食べる事が多い
●甘いものが好き
●お肉を多く食べる
●油物を沢山食べる
●インスタントや出来合いのお惣菜を良く食べる

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わたし
わたし

自分は休んでいるつもりでも
全然疲れがとれていない時がありますね。

自分の生活をもう一度見直して
なんの疲れなのかをよく考えてみましょう。
疲れと言っても一人一人違います。達成感や幸福感が
疲労を隠し、知らないうちに疲労がたまってしまう
隠れ疲労などもあります。

次回は疲れをとるポイントについて書かせて
頂きますね。

最近は春や秋のいい季節が少なくなっています。
是非 気持ちの良い季節を楽しんで下さい。

スマホ脳疲労の症状と対処法|疲れに効くコラム|大正製薬
スマホ依存による「脳疲労」が悪化すると体の不調にまでつながってしまいます。 スマホ脳疲労の症状や、脳の健康のための習慣をお知らせします。

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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