弥生三月、春の季節を迎えました。
皆様 ごきげんよう。
春は自然界のエネルギーが高まる季節です。全てのものがいきいきと活動を始める季節ですね。
私達の心身の働きも活発になりますが、「肝」がトラブルをまねきやすくなります。
中医学では、肝は肝臓だけを意味するものではなく、血液を貯蔵する働きや自律神経や運動神経の働きも含まれます。心と身体が順調に働くために必要です。また 目とも関係します。
そのために、春には、だるさ、いらいら、うつっぽい、疲れ目などの症状がでやすいのです。
「肝」を補うものを食べる事が 春の薬膳の基本になります。
肝を補う食材
貝類 あさり しじみ はまぐり かき
緑の濃いい野菜 にら 菜の花 ほうれん草 春菊 アスパラ
酸味のあるもの いちご ユーグルト お酢 梅干し
その他 レバー ごま ナッツ うなぎ えび いか しいた
け 海藻
肝を補う献立
1.あさりと菜の花のおひたし
あさりが開いたら、さっと適当な大きさに切った菜の花を入れて、薄
口醤油と塩で味をつける。
2.鰻の卵焼き <人参 シイタケ入り>
人参 椎茸は千切りにして甘辛ににておく。だしとみりんで味付けし
た卵で鰻のかば焼きを短冊にきったものと人参 椎茸を巻くようにし
て焼く。
あさりは、肝を丈夫にする代表的な食べ物。菜の花 生姜は身体を温め、血液の循環をよくします。
鰻は肝の機能活動を助け、血液やエネルギーを補う作用があり、足のしびれ、視力回復、体力回復に効果があります。
この季節にお薦めのお茶
菊花茶
目を使いすぎて疲れた時、疲れがたまると慢性的に起こる頭痛に
菊花茶は循環をよくして、目に潤いを取り戻す事で効果があると言われています。
また、菊の花の優しい香りとほのかな甘みでいらいらした気持ちも癒されていく事でしょう。 目に良いと言われるクコの実を加えてみてもいいかもしれません。で
今晩は、この献立を作ってみました。お料理下手な私でも、あさりと鰻 美味しい食材ばかり失敗はありませんね。