皆様 ごきげんよう
今年は あちこちの花火大会が中止になっているようです。
この夏のために用意した 花火!
とても残念です。
毎年 我が家のベランダから見える花火も今年はありません。
今日はシニアになるとどうしても身体に疾患を持つ方が増えてきますね、
疾患のある方がどのような事に注意しながら、ヨガに取り組んでいったらいいのか書かせて頂きます。
腰痛 関節炎
シニアに多い関節炎は、軟骨のすり減りでおこる変形性関節症で、首、
腰、指、膝、股関節などに起こります。遺伝的、スポーツの古傷、悪い
姿勢などで起こります。
また 炎症性自己免疫疾患である関節リウマチを患う方も多くなります
ヨガは筋肉、関節の柔軟性をつけるのに役立ちますが、痛みがひどい時
は、主治医に相談してから 始めて下さい。
痛みが起こる前でやめておくこと、支えが必要な時はプロップスを使い
ましょう。
腰痛の方は腹筋を鍛えるポーズから、練習してみましょう
高血圧 心疾患
。
ヨガを行うと、血管が拡張し、血圧の上昇を抑えることができるように
なります。
血圧の高い方はリラクゼーション、呼吸法、瞑想などを中心におこなっ
ていきましょう。
実際 アーサナを行っているときは血圧が上がる時もあるので、頭が心
臓より下にくるポーズ(立位の前屈、ダウンドッグ、逆転のポーズなど
)では注意が必要です。また 戦士のポーズのような激しいポーズも
注意が必要です。
初めは穏やかなポーズで短時間から始めて、自分を観察しながら、少し
ずつ長くしていきましょう。
※立位の前屈、ダウンドッグなどを行う時は、あごのしめつけ(ジャラ
ンダラ、バンダ)を行うと、血圧上昇、頭痛、めまいを防げます
糖尿病
炭水化物を食べると、血糖値が上がって膵臓からインスリンが出されま
す。インスリンが効きにくくなったり、分泌が悪くなり血糖値のコント
ロールがうまくいかなくなり糖尿病になります。
インスリンの分泌が多いと体脂肪が増え肥満に、メタボリックシンドロ
ームの引き金になります。血糖の多い血液は動脈硬化の原因にもなりま
す。
女性の更年期
女性は40歳になると、女性ホルモンが減少し始め、月経の乱れから閉
経までの10年間を更年期といいます。
次のような症状がでてきます。
身体;ホットフラッシュ、めまい、肩こり、動悸、多汗など
精神;いらいら、不安、神経過敏、恐怖感、抑うつ
尿失禁;骨盤底筋が弱くなり、腹圧により失禁してしまう。
骨粗しょう症;エストロゲンの減少で骨が弱くなる
皮膚萎縮;エストロゲンの減少で肌の弾力低下
高脂血症;エストロゲンの減少で悪玉コレステロールなどの増加
動脈硬化;エストロゲンの減少で血管が硬化してしまう
男性の更年期
男性はテストステロンの減少から起こる症状です。女性とはちがい、
30歳代から徐々に減少し、個人差があるようです。
生活スタイルやストレス、性格、飲酒、喫煙などに影響を受けやすい
ようです。
身体;のぼせ、ほてり、めまい、動悸、肩こり、手足のしびれなど
精神;無気力、神経過敏、いらいら、不眠、性欲減退、気難しい
筋力低下;テストステロンの減少で筋力低下
肥満;筋肉の減少で内蔵型肥満になり、メタボのリスクが増える
うつ病;テストステロンの減少でストレスに弱く、敏感になる。
認知機能低下;注意力、記憶力の低下
動脈硬化;テストステロンの減少で動脈硬化、心臓病などのリスクが
高くなる
不眠
緊張や不安が夜になっても続き、眠れない事があります。床の中でゆっ
くりした腹式呼吸で瞑想して心の中を鎮めていきましょう。
たとえば 眠れなかったとしても深いリラックス状態であれば休養に
なるでしょう。
対策
生活習慣の改善
●運動(ヨガ、骨盤底筋体操など)をして ホルモンを増やしていきま
しょう。
●白い炭水化物や脂肪の摂りすぎに注意しましょう。
●ゆっくり味わって食べましょう。
●抗酸化物質(身体の酸化を抑える)をとりましょう。
●カルシウム、ビタミンD,ビタミンCなどを摂って骨を丈夫に
シニア世代を楽しくいきるには、心身の健康が大切です。
適度なストレスと運動、食事は自分スタイルを早く見つけてしまう事が大切
だと思います。
私事ですが、老犬になると、雷にもあまり反応しなくなるのでしょうか?
我が家の犬は雷が鳴っても、のんびり寝ています。
投稿者プロフィール
- 東京都在住。
薬剤師、健康管理士など
趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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