日本の知恵  腰痛 関節痛

その他

皆さま ごきげんよう。
急に寒さが厳しくなってきました。
今まで問題なかった方も腰痛や体の痛みが出てきた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今日は日本で昔から伝えられてきた養生方法を書かせていただきます。

関節痛

軟骨や筋肉の痛み、肘や膝、足首などの痛みは年を重ねるごとにおきやすくなってきます。血行を改善すると楽になる事が多いですね。

唐辛子の塗り薬


唐辛子をつかった湿布も購入できますが、今日は自分で作ってみましょう。
弱った関節を冷やしてしまうと腱が固まって痛みを起こす老廃物などがたまりやすくなります。
患部を温め、血行をよくしましょう。
唐辛子には、カプサイシンという成分が含まれています。

作り方
水200ccに唐辛子3個をちぎって入れる。半量までに詰める。
痛むところにゴマ油を塗ってその上に唐辛子の煎じ液を塗る。

山椒湯


山椒には、サンショオールという成分が含まれていている。
山椒の葉をネットに入れてお風呂に入れると、関節の痛みをやわらげてくれます。サンショオールが皮膚を刺激して、湯冷めも防いでくれます。

柚子湯


冬至には、柚子湯に入る風習がありますね。
柚子を3-5mmの輪切りにしてお風呂に浮かべるだけで、爽やかな香りに包まれ、リラックス効果ばつぐん!
柚子には、ピネン、シトラールという成分が肌を刺激し、血行を良くして、新陳代謝がよくなり、冷え性や神経痛の効果が期待できます。
3回くらいは使えるようですよ。

神経痛

神経に沿って痛みが走る神経痛。痛みを強める冷えに注意しましょう。
温シップ、温浴で身体を温める事が大切ですね。

ハト麦茶


美肌の薬としてよく知られるハト麦が、神経痛にも効果があるようです。
ハト麦に含まれる鎮痛成分が、毎日の服用で痛みを緩和していきます。
ハト麦茶はハト麦20gをからいりし400mlのお水で半量まで煎じて
1日分として3回に分けて服用してみましょう。
肌もきれいに 神経痛の痛みも改善。
神経痛のある方は続けてみましょう。

生姜湯


生姜の根にはいろいろな効果が知られていますが、生姜の葉や茎にも神経痛に効果があります。
生姜にはボルネオ―ルという香り成分があり、神経の痛みをやわらげてくれます。
初夏に出回っているときに十分に乾燥させてとっておけば、いつでも使えますね。
乾燥した葉と茎を一握り、20分煎じたものをお風呂の中にいれて入浴しましょう。肋間神経痛、坐骨神経痛に効果があると言われています。
痛み止めを飲んでいらっしゃる方は是非 試してみて下さい。

南瓜の湿布


南瓜の実に鎮痛成分、消炎成分が含まれていて、さらに温めるので、肋間神経痛の時に昔から使われていました。
蒸した南瓜をつぶし、温かいうちにガーゼに塗り、痛む患部に当てます。

痛み止めで痛みをおさえている方は、是非、この寒い季節、身体を温め痛みを和らげる工夫をしてみて下さい。
次回は肩こり、腰痛などについて書かせていただきます。

温かくお過ごし下さいませ。
           参考 日本の知恵ぐすりを暮らしに

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