東洋医学の体質別に 今の栄養を合わせて考えてみましょう!

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皆様 ごきげんよう。
今朝はまたまた 寒かったですね。
大雪で大変な記事も読ませて頂きました。
明日は関東も明日は初雪の予報が出ています。
充分 ご注意下さい。

今日は東洋医学の体質別に合わせた栄養の記事があったので、書かせて頂きます。最近の栄養学で考えたら、、

血虚の方なら

 血虚の方は血が不足している状態なので鉄が不足しがちなので、鉄をおおく含む食物を積極的にとる事をお勧めします。
ただし 食物からの吸収率は悪く、植物性の食物からは1-5%、動物性食物に含まれるヘム鉄でも15-25%しか吸収されません。
鉄は2価鉄と3価値鉄があり、2価鉄に変換されたものしか吸収されません。野菜や果物に多く含まれるビタミンCやクエン酸は変換を助け、一緒にとることで鉄の吸収をよくしてくれます。

お血なら

お血は、血の巡りが悪い状態です。
血の巡りがよくなる酢やたまねぎなどがおすすめです。
酢からみていきましょう。

酢酸
酢の中には酢酸が含まれています。
酢酸は細胞内に取り込まれると、エネルギー発生のもととなるATPが分解されます。その時AMPやアデノシンが作られます。
AMPは血管の内皮細胞に作用し、血管拡張作用のある一酸化窒素をの産生を促し、アデノシンは血管平滑筋に作用して血管拡張させると言われています。血管が拡張すると高血圧予防や血の巡りがよくなります。
さらに 同じ酢の中でも、黒酢には酢酸以外のアミノ酸や有機酸も含まれ、これらは血圧上昇に関係するアンジオテンシン変換酵素の活性を阻害すると言われていて 血圧を安定させる効果が期待できます。

アリシン
たまねぎ、にんにく、にらなどにはアリシンという成分が含まれています。
これはアリインという物質が調理中に分解されできるものです。
アリシンは血液を固まりにくくする作用、血行を促進する作用があり血液をさらさらに保つ働きがあります。
疲労回復に役立つビタミンB1は水溶性のため、使われないとすぐ排泄されてしまいますが、アリシンと結びつくと体内に長く留まる事ができるのです。

ビタミンE
また 冬にとれる根菜、かぼちゃやさつまいもにはビタミンEが多くふくまれます。
このビタミンEにも末梢血管を拡張し、血行をよくする効果があります。
また ビタミンEは高い抗酸化作用をもつため、動脈硬化などの予防にも期待されています。ビタミンCと一緒にとって効果をあげましょう。

生姜
生の生姜はジンゲノールという辛味成分がありますが、これが末梢血管を拡張して血行をよくする作用があるのです。とくに手足などの末端の冷えに効果があると言われています。
ジンゲノールを加熱や乾燥させるとショウガオールに変化し、これは身体のしんから温めると言われています。
今の季節にぴったりですね。

気虚 なら

気虚は気が不足して元気がない状態ですね。
気を高め、やる気を起こさせるには、脳内のドーパミンノルアドレナリンが大切な働きをします。
必須アミノ酸 フェニルアラニンにビタミンB6やナイアシン、鉄が加わりドーパミンやノルアドレナリンが作られます。
フェニルアラニンはたんぱく質を多く含む肉、魚、卵、大豆製品に含まれています。ただ ビタミンB6やナイアシン、鉄が必要であることを覚えておくといいですね。

気滞


気滞は気の巡りが悪く、精神的に不安定になっている状態です。
いらいらや胸のつかえや溜息が多くなります。


GABA
ストレスを緩和するGABAは脳内にある抑制系の神経伝達物質です。
GABAは神経伝達物質以外に血圧のコントロールや肥満防止などの効果も期待できます。
GABAはアミノ酸であるグルタミンにビタミンB6,ナイアシンで作られます。
トマト、みかんなどの果物や野菜、発芽玄米、発酵食品などにGABAは含まれています。

セロトニン
幸福感を感じる神経伝達物質セロトニン。
セロトニンは必須アミノ酸トリプトファンにビタミンB6とナイアシン、鉄で作られます。
体内でセロトニンがメラトニンという睡眠に必要なホルモンに変わり、良質な睡眠にも必要ですね。

痰湿


痰湿は水分代謝が悪くなり、余分な水分や脂肪がたまった状態です。
食物繊維を多く含む雑穀類、海藻、根菜などをよく噛んでたべるようにしましょう。動物性脂肪、甘い炭酸、お酒などはほどほどに致しましょう。

アルギン酸
ねばねばの水溶性食物繊維を多く含む海藻に多く含まれるアルギン酸。
水溶性食物繊維はナトリウムを吸着し、排泄する作用があり、むくみ、高血圧のコントロールに効果、コレステロール吸収阻害、整腸作用があります。
水溶性食物繊維は 他には、果物、こんにゃく、ごぼうなどにも含まれています。

カリウム
きゅうり、とまと、なす、バナナなどに多く含まれているカリウム。
カリウムには利尿作用があり、腎臓でナトリウムの再吸収を抑制して、尿に排泄して、余分なナトリウムや水分を出し、浮腫みをとったり血圧をコントロールしたりします。

1月15日は小正月で邪気を払い一年の健康を願って小豆粥を食べる習慣があります。
小豆はたんぱく質、食物繊維、ビタミンB1,ビタミンB2,カリウム、鉄などを多くふくむ食材です。アントシアニンというポリフェノールを多く含み、
外皮にはサポニンがあり、抗酸化作用やコレステロールをコントロールする効果もあります。
また 寒波がきていますので 風邪の予防に殺菌作用のあるカテキンを多く含む緑茶もぜひどうぞ。
               参考 ほすぴ


投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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