漢方で糖尿病がなおるの?と思われかもしれませんね。
糖尿病は 西洋医学でも、なかなか治りにくい病気ですので、しっかり治療する事、食生活や運動に取り組み、ストレスに気を付けることが大切です。
西洋医学では、インスリン(糖の代謝ホルモン)の欠乏または不足により、糖質などの代謝異常がある事と言われています。
漢方では、多飲、多食、多尿の症状があり、水分の欠乏(陰虚)と熱による乾燥(燥熱)があり、「消渇」と言われます。
原因として
1)体質異常
先天的に腎が虚弱な場合、後天的には陰液の消耗が激しい場合、陰液を
産生する腎に障害がおこる場合、各臓器の陰陽のバランスが乱れ陰液が
欠乏する場合があります。
2)飲食の不摂生
食べ過ぎ(甘いもの、肉、魚、香辛料)や飲みすぎが長く続くと、胃腸
が弱って消化機能が低下して、そのため、胃熱が生じて食欲が亢進し、
口渇、多飲の原因となる。
3)精神的ストレス、不安
強いストレスが続くと神経性の熱が生じ、腎の水分が枯渇させます。そ
の結果、陰液が欠乏して糖尿病になります。
強い不安では、心臓に熱が生じ、心熱が胃腸までいくと心(循環器およ
び中枢神経系)と胃腸の陰血(血液)が消耗して胃が乾燥し糖尿病にな
るのです。
4)老化による臓器の機能低下
老化に伴って、機能低下がおこり、ホルモンの分泌が減り、糖尿病を発
病しやすくなる。
白虎加人参湯
強い口渇、多飲、空腹感があり、頻尿で体重減少がある場合。飲食の不摂生が原因です。
胃の熱が肺を乾燥させるので、肺と胃の熱を冷やし、潤いを与える薬です。
炙甘草湯と白虎加人参湯
上の症状に疲れやすさ、動くと汗をかき、息切れ、動悸があり、イライラ、不眠症状もある時。気(エネルギー)と陰(水分)を補い、胃熱を冷ますような薬です。
八味地黄丸
口渇、頻尿、多飲、尿は混濁している。手足のひらは熱いが 手足は冷え、寒がりで 顔は黒ずみ、憔悴した感じ。陰液を補い、身体を温める薬です。
啓脾湯または六君子湯と六味地黄丸
口渇、多飲、たくさん食べるが軟便か下痢がある、または小食で疲れやすい。
胃腸が弱って下痢を起こし、脱水症状になって口渇がおこる場合。
猪苓湯と半夏瀉心湯
口渇、多飲、食欲おう盛、腹部のつかえ、多汗で,便がすっきりしない。
消化管で生じた湿と熱をとる薬です。
同じ人でも、症状が合併している事や、症状が移動していく事があります。
自分で判断せず、漢方の診断のできる医師に相談するように致しましょう。
投稿者プロフィール

- 東京都在住。
薬剤師、健康管理士など
趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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