黄帝内経って 1

その他
くぅ
くぅ

ママさん
今日難しい本の名前の題名にしているけど、大丈夫かな?

らら
らら

大丈夫だから書くんじゃない!
書けないものは書かないんじゃない。。

皆様 ごきげんよう。今日はくうが言うように難しいタイトルですが、いつもホリスティック医学の先生が、予防医学の元は黄帝内経、養生訓にあると書かれていたので、さっそく図書館で借りてきました。なるほどと思う内容ばかりです。今日は黄帝内経について書かせていただきます。

黄帝内経とは

中国医学、2000年の歴史で一番根本になる書物です。素問と霊枢に分かれています。ほとんどが黄帝と師匠の問答になっています。戦国時代、諸子百家と呼ばれる多くの思想家が活躍していて理屈の基礎ができたと言われています。この時代 理屈、因果関係がきちんと解かれているのです。

中国医学、2000年の歴史で一番根本になる書物です。素問と霊枢に分かれています。ほとんどが黄帝と師匠の問答になっています。

今までにも書かせて頂きましたが、中国古代の思想は、世界は気から成り立っていて、陰陽、五行説の関係があります。その関係のアンバランスで病となり、整えば病は治るのです。

人間の体をどのようにみていたのでしょうか?臓腑経絡節、臓腑は内臓器官のことで五臓六腑と考えられています。経絡は臓腑の間をつなぎ、全身を巡らせるものです。五臓は体の運営管理部門、生命活動の中心といわれ、心、肺、脾、肝、腎があります。そして五臓が分担してあらゆる組織を管理しています。それぞれ五臓についてみていきましょう。

らら
らら

ママさん
心は?

わたし
わたし

さすが 心からね。
は神を蔵し、思惟活動を行い血脈を主り、
人に叡智を与えるのよ。
血、舌、汗、手少陰と関係していて
心が不調になると心がもやもやするのよ。

らら
らら

ママさん
肺はどう?

わたし
わたし

肺はね。
を蔵し、呼吸によって天の気を取り入れ、胃が取り入れた気と合わせて
全身へ送るのよ。物質として身体を支えるの。
肺は皮毛、鼻、涕、手太陰と関係。
肺が不調になると喘鳴や咳がでるようになるの。

くぅ
くぅ

じゃあ、脾は?

わたし
わたし

は意を蔵し、飲食の消化と栄養分を全身に届ける働きをするの。
関係するのは肉、口、涎、足太陰。
不調になると飲食の滞り、体の重苦しさが表れるのね。

くぅ
くぅ

腎はどう?

わたし
わたし

は志あるいは精を蔵し、生命力の根源、生殖、生きる力、
水分の代謝を主るの。
骨、耳、唾、足少陰と関係するの。
腎が不調だと腰の痛みや足のだるさがみられるわ。

くぅ
くぅ

最後は肝ね。

わたし
わたし

は魂を蔵し、血脈の血流の調節、機能や情緒をのびやかにし、
知的行動ができるようになるの。
関係しているのは、筋、眼、涙、足厥陰。
不調になると脇胸の痞えが感じるの。

らら
らら

それでそれで六腑って何?

わたし
わたし

六腑は体を維持するために消化吸収、老廃物排出などをするの。
それぞれを書かせて頂くと


は食物の腐熟。五穀の府といい脾と関係。
は胆汁を分泌して腹腔内を清浄に。中精の府といい肝と関係。
大腸は下へ伝える。伝導の府といい肺と関係。
小腸は吸収する。受盛の府といい心と関係。
膀胱は水分代謝。津液の府といい腎と関係。
三焦は水分代謝を主る。

すごいですね。それぞれが関係しているのです。現代でもその関係が感じる時があります。老化は腎と関係するのですが、耳が遠くなって骨が弱くなりますね。臓腑のところでいろいろな経脈についても書かれていましたね。次は経脈について書きましょう。経脈は機能面から考えられたもので、手足の陰陽を通る12本。陰の経脈は五臓と、陽の経脈は六腑とつながり、お互い影響しあいながら、上下に移動し、出たり入ったりするようです。それぞれについてみていきましょう。

手太陰は手の親指から肺に至るもので、肺の病に関係
手陽明は手の人差し指から肩、首、背骨へ。歯痛や頬の腫れに。
足陽明は鼻の付け根から口、顎、体の前面を通る脈です。
足太陰は足の陰側の前方の経脈。消化に関わる脈です。
手少陰は手の陰側の後方の経脈。のどの渇き、心痛と関係。
手太陽は手の陽側の後方の経脈。耳、眼、肩の痛み、首が回らないなどの症状と関係。
足太陰は体の後面の表層。背中、腰、足、眼、頭の痛みと関係。
足少陰は足の陰側、後方の経脈。顔がすすける、お腹がすいても食べられないなど。
手厥陰は手の陰側の中央の経脈。のどの渇きや心痛に。
手少陽は手の陽側の中央の経脈。耳、眼、肩の病に。
足少陽は体の側面の表層の経脈。溜息、口の苦味、脇が痛むなどの症状が。
足厥陰は足の陰側の中央の経脈。下腹部にかたまりや引きつれるなどの症状が。

前半はこれくらいにして、次回はなぜ病になるのかを考えていきましょう。
                    参考;黄帝内経

わたし
わたし

こんな昔から体系だって医学が考えられている事
本当にびっくりです。
今の医療にように、一つずつの臓器として考えるのではなく、
一つ一つ、いろいろなものと関係があるのが面白いですね。
良く 鍼灸にいくにですが、
先生が手と足に針を入れる意味がわかりますね。

黄帝内経 - Wikipedia

投稿者プロフィール

ゴールデンミーン
東京都在住。
薬剤師、健康管理士など

趣味;ヨガ、自然の中にいる事
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